最終更新日
出版情報関連ユニオンでは、産業問題学習会を行っています。
以下,ユニオン内メーリングリストの記事をまとめたものです。

出版産業学習会とは

ユニオン内で出版産業のようすを議論しようという会です。
基本的な課題のほか,新しい話題もとりあげていきます。
初めての方も気楽に参加してください。

第3回産業問題学習会
 (2010.8.2)

8月2日に3回目のユニオン産業問題学習会をおこないます。

・8月2日(月) 18:30から 出版労連本部会議室
・電子書籍について考える

 夏休み突入ですが、第3回の産業問題の学習会をやります。
キンドル・ipadの登場で出版界は電子書籍で沸き立っています。
しかし現状はどうなっているのでしょうか?
大手はすでにいろんな協議会を作ったりしていますが、
ユニオンに多い中小零細の対応はどうなっているのでしょうか?

 デジタル化の大波の中で中小零細版元や取次・書店は壊滅し、
アメリカの大手ネット企業だけが大儲けする、ということだけは避けたい。

 などなど電子書籍について考える出発点としたいと思っています。
問題提起を書記次長の櫻岡さんにやってもらい、それから資料の検討や情報交換、
今後の進め方など話し合いたいと思います。資料も用意しておきます。

 しごとネットの方が7月30日なので続きますが、両方ともよろしくお願いします。
ぜひ誘い合って参加してください。

その報告

第3回産業問題学習会〜電子書籍特集〜の報告です。

 櫻岡書記次長から。

 今の電子書籍をめぐる大騒ぎは、ウインドウズ95が出、cd−romで出版界が騒いでた頃を思い出す。
電子書籍の現状をつかみユニオンに多い中小零細出版社が、
今何をし、何をしてはいけないか、をつかむ必要があるのではないか、として

 以下のレジュメにそって問題提起がされた。
(このレジュメ,くわしくは→こちら

1 電子書籍の現状
2 電子書籍にまつわる動き
3 電子書籍のメリット・デメリット
4 電子書籍の問題点〜雑誌・専門書にふさわしいフォーマットは?
              また様々なフォーマットがあり何を選ぶべきなのか?
              著作権の問題         などなど

 この問題提起を受けて以下の討論
/読者にデメリットはないというが、高価な端末を買わねばならない
/フォーマットの主導権争いについての知識を知恵にするには
/アマゾンで本は買えるのになぜ書店が必要なのか
/書店なら見比べる事ができる、いやアマゾンでも出来る
/現物を手に取り、奥付を観るにも書店がいい
/書店の場としての優位性
/若い人はマス・メディアでは動かない、個人のブログなどで動く
/マスでは動かないというが、アマゾン・グーグルなどの大資本に巧妙に動かされてる
/電子であれ、紙であれ、いい本=ミッションを果たせばいいというのが結論的にいわれるが、それはそうだがそれだけでは?
/教科書は声を上げないと教科書会社抜きで、いいようにやられたしまうのではないか?

 などなど熱い討論が交わされた。「石炭⇒石油のエネルギー転換の時のようなことにならないようにしないといけない」という危機感に満ちた発言もあった。アメリカのネット大企業だけが大もうけして、中小零細や労働者は泣くということがあってはならない、ということは一致点になるのではないだろうか。
 九月にパート2をやろうと確認して9時前に終了した。2次会も盛り上がった。

(by 取次支部 I )

レジュメ

第3回の産業問題学習会
電子書籍について考える

問題提起者:櫻岡 仁
2010年8月2日

1.電子書籍の現状

 電子書籍の現状については、先日の出版研究集会の分科会4「電子書籍の現状と未来」での解説がとても詳しかったので、そのときの資料を参照してください。

 そのときの話によると、電子書籍の現状では、ケータイコミックとケータイ小説が売り上げのほとんどを占めており、いわゆる電子書籍の売り上げは、かなり少ない状況であった。また、PC向けの電子書籍の売り上げもかなり少ない。つまり、日本の現状では、携帯電話向けのものがほとんどであるようです。電子書籍市場はこれからという状況ですが、iPadの登場によって、電子書籍市場の発達が急加速しています。

2.電子書籍にまつわる動き

1)協会や協議会などの設立

・日本電子出版協会(JEPA)

 一番古い。1986年、出版社、書店、印刷会社、コンピュータ会社、ソフトウェア会社などを中心に、電子出版の普及啓蒙を目的として設立。現在152社。 株式会社明石書店、朝日新聞出版社、家の光協会、医学書院、医学中央雑誌刊行会、岩波書店、インプレスホールディングス、旺文社、学研ホールディングス、紀伊國屋書店、共同印刷、桐原書店、技術評論社、研究社、三修社、三省堂、主婦と生活社、小学館、昭文社、新興出版社啓林館、新潮社、実教出版、実業之日本社、じほう、ジャパン・トゥエンティワン、世界文化社、壮光舎印刷、草思社、大修館書店、大日本印刷、東洋経済新報社、南江堂、二玄社、日経BP、日本出版販売、日本放送出版協会、(社)農山漁村文化協会、(株)パピレス、(株)扶桑社、株式会社文芸社、(株)文藝春秋、株式会社保健同人社、丸善株式会社、(株)有斐閣、(株)ユニフォトプレスインターナショナル、読売新聞東京本社など。

・日本電子書籍出版社協会(EBPAJ)

 2010年2月設立。講談社、小学館、新潮社など国内の大出版社21社を中心に設立。

・電子書籍を考える出版社の会(eBP)

 2010年6月8日設立。電子書籍・雑誌の開発と普及を目的として研究と情報交換を進める専門書・実用書出版社の団体として、6月8日に設立。インプレスジャパン、オーム社、技術評論社、秀和システム、翔泳社、ソフトバンク クリエイティブ、日刊工業新聞社、ビー・エヌ・エヌ新社、ボーンデジタル、毎日コミュニケーションズなどが中心。現在41社

・電子出版制作・流通協議会(AEBS)

 2010年7月27日設立。大日本印刷と凸版印刷が中心。印刷会社や出版社、ソフトウエア会社など89社。電子書籍に関する情報共有を行うほか、中間フォーマットや書誌データ、コンテンツIDなどの標準化に向けた検討

2)会社設立&会社の動き

・総務省・文科省・経産省、電子出版に関する第1回懇談会を開催 (2010年3月18日)
・講談社、京極夏彦氏の新刊「死ねばいいのに」を電子書籍としてiPadでも販売 (2010年5月20日)
・電子書籍:ソニーら4社、事業企画会社設立 (2010年7月1日)ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社
・トーハン:電子書籍取り次ぎサービス年内にも開始 (2010年7月1日)
・ドコモ、電子書籍事業に本格参入 (2010年7月7日)
・広済堂、iPad向けなど電子書籍販売 出版51社が提供 (2010年7月7日)
・PHP研究所、モリサワ「MCBook」を採用した電子書籍5タイトルリリース (2010年7月7日)
・グーグルも電子書籍参入へ、2011年初めに国内でサービス開始 (2010年7月8日)
・ジブリ新作映画の原作、岩波書店が電子書籍で配信 (2010年7月15日)
・モリサワとヤッパ、電子書籍事業で提携 (2010年7月16日)
・理工書向けのiPad用電子書籍リーダーソフト パーソナルメディア (2010年7月18日)
・シャープが電子書籍に本格参入 (2010年7月21日)
・紀伊国屋書店、電子書籍販売参入に向け「準備室」発足 (2010年7月21日)
・幻冬舎、菅首相夫人の新刊を電子書籍版と同時発売 (2010年7月21日)
・村上龍さんの最新著作 出版社通さず電子配信 (2010年7月27日) 歌うクジラ
・瀬名秀明氏などの作家らが"電子雑誌"有料配信 (2010年7月24日)
・大日本・凸版など、電子書籍の制作・流通考える協議会設立 (2010年7月28日)

3.電子書籍のメリット・デメリット

誰にとってのメリット・デメリットか
 @読者,A出版社,B著者,C印刷会社,D取次会社,E書店のメリット・デメリットについて考えてみます。

@読者
→メリット
・いつでもどこでも買える
・思い本を持って歩かなくてもよい
・絶版,在庫切れがない
・紙よりも安い ←現状では(今後どうなるかはわからない
) ・文字サイズを大きくすれば視力が弱っている人でも読むことができる
・音声読み上げ機能を組み合わせれば視覚障害者でも読書を楽しめる

→デメリット
・私の考えではデメリットは見つかりません.なぜなら,紙で本を読みたい人は,紙の本を買えばいいので,電子書籍でのデメリットはないと考えます.

→それ以外
・電子ブックリーダーが少ない(Kindleやアメリカで使われているリーダーは英語版のみ)

A出版社


→メリット
・印刷部数を考えなくてよい(すべてが電子出版になった場合)
・在庫を持たなくてよい(すべてが電子出版になった場合)
・1色でも4色でも作成コストは一緒
・取次ぎ口座を持たなくて良い。配本を気にしなくてよい
・海外まで視野に入れた販売をコストをかけずに考えることができる
・新規に参入ができる可能性がある

→デメリット:
・何を始めてよいかわからない
・電子書籍のフォーマットがさまざまであるため、中小出版社では対応が困難
・紙と電子書籍の両方を作成するとコストが高くなる

B著者

→メリット
・アマゾンなどの言う印税70%が本当ならば印税率が大幅にアップする
・出版社に認められなくても自分で出版できる
→デメリット:
・著者のデメリットはあまりないように思う

C印刷会社

→メリット
・普通に考えれば、通常の印刷会社には何のメリットもないように思われる
・大資本をもつ大日本印刷や凸版印刷などの巨大印刷会社は電子書籍の仕事をほとんど独占できる

→デメリット
・ノウハウや開発力のない中小印刷会社にとっては電子書籍の普及は会社の生き残りと直結していると思われる

D取次会社
・普通に考えれば、通常の取次会社には何のメリットもないように思われる
 → ほとんど印刷会社と同じ

E書店
・普通に考えれば、通常の書店には何のメリットもないように思われる
 → ほとんど印刷会社、取次会社と同じ

4.電子書籍の問題点

 いつ、どのようにというのは議論のあるところですが、将来的に電子書籍が発展していくことは、否めないと思います。それでは、電子書籍には、現在どんな問題があるのか、ということを考えてみたいと思います。

1)電子書籍の種類の問題

 一言で電子書籍といっても、コミックから小説、雑誌、専門書までさまざまです。現在普及している種類としては、コミックと小説が挙げられるしょう。それらはどう違うのかということを考えてみます。

・コミック
 現在普及しているケータイコミックなども含めて、コミックはすべて画像をとして作成されています。「ふきだし」などの文字も含めて画像になっています。つまりこれは、検索などには全く対応していないということです。

・小説

 現在普及している電子書籍は、ほとんどが文字主体の小説のこと指しています。つまり、文字だけを流し込んで表示するというものです。もちろん検索は可能です。フォーマット等の問題はありますが、技術的には大きな問題はないと思います。残っている問題としては、日本語表記の問題くらいです。旧字をどうするか、縦書きを堂きれいに見せるか、などが今後の課題かと思いますが、すぐにクリアできる問題でしょう。

・雑誌・専門書
 これが、今後の問題としては、一番だと思います。つまり、文字に図や写真、表などが組み合わさっている、横書きと縦書きが混在している、という問題があります。「日本雑誌協会」や「電子書籍を考える出版社の会」、「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」などが、日本の共通フォーマットなどの議論をしているのは、この部分です。

 アドビ社のPDFはどうかという問題はあります。現在、専門書の世界で論文や雑誌などで記事ごとの配信が行われているのは、ほとんどがPDFです。確かに「見た目」的にはPDFは、そのままの形が残り、崩れることもなく、フォントの問題もクリアしている世界的に普及したフォーマットです。しかし、電子書籍というには拡張性が乏しく、DRM(著作権保護)が脆弱であるというのは問題です。特に論文などの記事を一人がダウンロードしてしまえば、その後はコピーし放題というのはとても危険です。しかし、ユーザーにとってみれば、PCでダウンロードしたものがiPhoneやiPadなどの電子書籍リーダーにコピーできないといったら、それはそれで問題です。この辺りについては、資料1を使って説明します。

2)電子書籍のフォーマットの問題

 電子書籍には、さまざまな種類(フォーマット)があるという問題があります。このことは、出版社が電子書籍を製作するさいに、すべてに対応させるということを不可能にしています。フォーマットの問題については資料2を使って説明します。

3)電子書籍の作成上の問題

 専門書・雑誌の作成上にはさまざまな問題があります。このあたりは、資料1,2の両方を使って説明します。

4)著作権の問題

 欧米の出版社は、著作権を著者から買い取っているので、電子書籍にしようがインターネットで発表しようが、作品の使い方はある程度は出版社の裁量に任せられている。しかし、日本では、著作権は出版社には帰属せず、著者にしかない。そのため、紙媒体でしか使用許可をとっていない作品を電子書籍などへ転用するには、著者の許諾が必要になる。

 また、雑誌や専門書のように、1作品に多数(多い場合には数百人)の著作者がいるような場合には、その許諾をとるだけでも大変な業務となってしまう。

 新しく執筆してもらう場合には、二次利用許諾を最初にとってしまうことで電子書籍の作成に関しては、ある程度クリアできるかと思いますが、著作権管理という問題は今後もついて回るかと思います。

5)販売に関する問題

 現在の出版業界は点数が増え続けていて、実用書や専門書の世界では、いったいどう違うのかわからないような似通った書籍もたくさんあります。電子書籍が今後普及すると、出版活動の垣根が低くなり、今以上に作品が氾濫してくることが十分に予想されます。

 個人的にはそのような中、注目されていくのは、よい書籍をきちんと紹介してくれるサイトであると思います。現在のパピレスや電子書籍の販売サイトは、基本的には、現在出版されている電子書籍を分野ごとに分けて販売しているだけである。

 購入前に書籍の一部が読めるサービスなどはあるが、同じような書籍が50点、100点もあった場合には、すべての書籍の一部を読んでから購入するというのは現実的ではありません。今後は信頼できるサイト(ブログなども含む)が発展していくと思われます。

6)教育現場へ導入するという問題

 教育現場への導入については、賛否両論いろいろあるようです。また、低学年層には、電子書籍などのモニタを使った媒体が記憶や発達に障害を与えるといった研究があるようです。しかし、それらの研究は、一方的な立場の人が行っている研究であるので、本当にそのような研究を行うのであれば、国が主導してニュートラルな立場の人が研究する必要があると思います。

 教育現場への電子書籍等の導入については、資料3を見ていただければわかりますが、教育現場での興味はかなり強いようです。

7)それ以外

 検閲的な問題が浮上しています。確かに問題ですが、今後販売サイトが増えていけば、クリアされていく問題のような気もします。

 例えば、iPadやiPhone用の書籍購入サイトとしては、現在はAppStoreやiBooksしかなく、そのために検閲的な商品排除は問題なのですが、これがいろいろなところから購入可能となれば、そのような検閲は逆に企業側のほうがしなくなるでしょう。

(↑このページのトップへ戻る)

第2回産業問題学習会
 (2010.3.31)


・3月31日(水) 18:30から 出版労連本部会議室
・出版産業に進出してきた大日本印刷の動向

 よく考えたら春闘の最中、かつ年度末で、とても忙しい時期とは思いますが、
ここしか会議室が開いてなかったのです。申し訳ありませんm(_ _)m

・大日本印刷出版界進出の現状
・大日本印刷がめざす“出版改革”とは何か?
・第二本印刷がめざすデファクトスタンダードとは?  などなど

その報告

 3月31日の産業問題学習会の報告です。
『新文化』3月25日号の特集が「大日本印刷グループがめざす“出版改革”とは」だったので、
これを読み合わせる形の学習会でした。

 この特集によると、大日本印刷(=DNP)は
@TRC、丸善、ジュンク、ブックオフ、MBJで出版流通のプラットフォームが出来た。
  つまり“ないコンテンツはない”という体制が出来た。
ADNPのめざす“ハイブリッド出版”は本、中古、図書館、オンデマンド、ダウンロード全てある。
Bこれまで400億以上出版に投資したが、同額以上をプラットフォームに投資する。
  これに参加する仲間を募るが、目利きが出来ない書店とは一緒に出来ない。
Cプラットフォームに先行投資して、オープンなプラットフォームを構築し、デファクトスタンダードをとりたい。
アメリカ的覇権主義でない日本製のプラットフォームが、日本の文化を背負う出版には必要だ。

 やたらカタカナが多くこれはなんだとなったが、議論ではこういうことか、と。
プラットフォーム:駅のあれから来てるのだが、基礎(or基本)システム。
デファクトスタンダード:事実上の業界標準、これを握ると儲かる。vhs、ウィンドウズなど。

 議論では、編プロなどに外注していると、今後中抜きの危険が大きい。
専門的な論文はネットで十分となる、いやいや出版しないと価値が出ない。
シュプリンガーなどは紙でも出すが、すぐオンデマンドに切り替えている。
新文化ではまったく触れてないが、
ICタグ(バーコードと違い書き込めるため、中古にも対応できる)は、
読者のプライバシーが危なくなる。
CDが配信で売れなくなったように、本にもその危険がある。
などなど。

 結論的には、DNPは、紙はICタグで、デジタルはプラットフォームで、
それぞれデファクトスタンダードを握ろうとしているのだということがわかった学習会でした。

 議論は活発だったのですが、当日私が資料を忘れてしまい、
資料の一つである『新文化』だけを読み合わせる形になり、
参加者の皆さんに迷惑をかけてしまった。ごめんなさいm(_ _)m

(by 取次支部 I )
(↑このページのトップへ戻る)

第1回産業問題学習会
 (2009.12.11)

ユニオンのみなさん。
先日予告だけしましたが、今週の金曜日(12/11)に出版産業の現状についての
ユニオン学習会をおこないます。

・12月11日(金) 18:30から 出版労連本部会議室
・「出版の状況」について
・講師 前田本部副委員長(出版産業対策部部長)

 個別企業にとどまらず、出版全体の状況がどうなっているのか?をつかむことは、
とても重要だと思っています。春闘ももうすぐそこです。
仕事や忘年会など、とても忙しい時期とは思いますが、ぜひ誘い合って参加してください。
討論の時間をたっぷりとる予定です。資料も用意しておきます。

その報告

 12・11の学習会の報告をします。

 まず前田・出版対策部長の話。出版産業は2兆円産業といわれてきたが、ついに今年は2兆円という一つの壁を切る、この右肩下がりの状況を抑えておく必要がある、と切り出され、数字に添った形で出版産業の状況を話された。

 続いて、業界再編〜大日本印刷の動向、販売制度の変化の動き、電子書籍やコンテンツ販売の動向、そしてグーグル問題は英語圏に限定されたため、日本への波及は当面なくなったが、グーグルに刺激されたかのような国会図書館のデジタル化の問題などにふれられた後、このような中で、著作権がどう守られるか、そして出版権、著作隣接権について真剣に考える必要があると結ばれた。

 その後、
専門書はなぜハードカバーなのか?に始まり、
取次の口座はなぜなかなか取れないのか?
広告はなぜここまで落ちたのか?
アマゾンはなぜ運賃を無料に出来るのか?
あるいは、音楽はレコード会社にも権利があるのに出版社に権利がないのはおかしい、
コンテンツ販売では印刷・取次・書店には何も入らない、
などなど活発な質疑が。

 久々の人、初めての人の参加もあって充実した学習会でした。今回はいわば概論だったので次は何か各論をやりたいと思っています。二次会では、出版界の未来ばかりか労連の未来など議論になり、大いに盛り上がった。

(by 取次支部 I )
(↑このページのトップへ戻る)

etc

logo1
出版情報関連ユニオン
Japan Publishing & Information General Union

〒113-0033
東京都文京区本郷4-37-18いろは本郷ビル2F
Tel = Fax:03(3816)2911
E-Mail:s-union@syuppan.net

Copyright©2002〜 Japan Publishing & Information General Union All rights reserved.