ようこそ!「2000出版技術講座フォローアップセミナー」へ!

新しい出版とディジタル文化の創生を

◎「超DTP出版革命」 講義録 *2月23日(水)+26日(土)

 2月23日、技術講座フォロアップセミナーの一日目は、「インターネット時代の電子編集入門」。二人の編集者がそれぞれの電子編集のノウハウを披露してくれました。
 前半の講義は、出版・産業対策部の下村昭夫氏。電子編集時代の編集者の心得として、「電子入稿の心得」「日常的なトラブル事例」「DTP導入の課題」などインターネット時代の電子編集の問題点と編集者の新しい課題について解説した。

 後半の講義は、共立出版・Bit編集長の浦山 毅氏の「パソコンを活用した編集術」。
 浦山氏は「電子編集のポイント」「電子編集の工程」「印刷所との対応」など。電子編集の前工程を解説。電子編集の実例編では、電子編集ソフト「sed(セド)」を駆使しての15年間にわたる浦山流電子編集術を解説。「用字用語の統一」「置換機能」「正規表現」など、その見事な編集術に感心した感想が多く寄せられた。

 2月26日、二日目の講義に先立ち、出版・産業対策部の下村氏が、「マルチメディアと出版の近未来」と題し、「印刷の技術革新」「コンピュータを持った編集者たち」「マルチメディアと電子出版」「DTPとパソコンの普及」など20年間の情報のデジタル化と出版印刷の変化に触れながら、情報のディジタル化と編集者の心得を語った。

 さて、本題の午前中の講義は、ワイズ・システム開発室長の土田 文利氏の「インターネットビジネス最前線」。土田氏は、インターネットの基本的な仕組みなどを紹介しながら、インターネットを活用した「Webマガジン」の利用法など、元気の出る新しい出版の在り方について解説された。
 中でも、好評だったのが、土田さんの紹介する「Webサイト」の活用法、さまざまなサイト情報を得ることはもちろん、「サイトでの情報提供者が新しい著者でもあり、その情報が新しい企画に直結している」という指摘にうなづく受講者も多かった。

「超DTP出版革命」の講義風景(労働スクエア東京)

 
 

 午後からの1時間は、特別講師のキャッチボール21の折戸律夫氏の「昨今のホームページの事情」。ドットコム時代の新しいビジネスの最前線を歩むホームページ作りの専門家から見た「上手なホームページ作りとその運用法」、考え込み、しり込みする前にまず「ドメインの取得」を薦め、「戦略を確認すること」「会員を獲得するためのくふう」など、実践的な示唆に富んだお話に関心が集まった。

 休憩をはさんで、3時からは、本講座のメインタイトルである「超DTP出版革命」のお話し。講師は、再び、ワイズの土田氏。「出版物のデジタル化」の必然性に触れながら、「電子出版の動向」「オンライン出版の動向」など印刷の技術革新の最前線を解説。CTSやDTPの活用と共に、パソコンを上手に使った「超DTP出版革命」の具体案として、「SGMLやXML活用」したデータベース作りの重要性を強調、ネットワーク時代のディジタル出版文化の新しい創生を呼びかけた。また、参加者全員にCTP(コンピュータ・トゥ・プレート)の実例として、ワイズのデータベース組版推進プロジェクト編の「超DTP出版革命」が配布され、オンデマンド出版の現状と問題点について深く分析された。
 パソコンとインターネットを駆使しての刺激の多い実践セミナーとなった本講座の受講生の中から、「新しいディジタルコンタンツ」が生み出されることが期待される有意義なセミナーとなった。。