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編集が楽しくなるような DTP編集技術の習得を!


2002年「電子編集とDTP活用講座」講義録 * 2002年1月23日(水)、26日(土)

 好評の出版技術講座の中級編セミナー。
 編集の電子化が一層進み、編集者自身がDTPで編集したり、印刷現場からの要請で、
DTPによる編集に切り替えるケースが増えてきています。
 この講座は、DTP時代の編集技術を学ぶための講座です。

◎ 「DTP活用講座」(1)
 講義1日目の前半は、出版・産業対策部の下村昭夫氏(オーム社)による「情報のディジタル化と電子編集」の報告。
 この20年間の情報のディジタル化の波を捉えてのリポート、本年度は、下村氏の昨年7月から始めた「DTP編集」の経験リポートが中心。
 後半の講義は、出版・産業対策部の山本俊雄氏(平凡社)の「失敗しないための電子入稿の心得」
   山本さんとパソコンとのつき合いは、学生時代時代からで、パソコン歴30年の大ベテラン。会社の友人などのパソコンの相談にも応じている、いわば、パソコンの“お助けマン”的存在。「パソコンを使った電子編集の心得」 を豊富な経験を踏まえて語っていただいた。
 「電子化による印刷工程の劇的な変化」「コストは本当に下がるのか」「内部コストをどう見るのか?」「無理なスケジュールは組まない」など電子編集の基本的問題点を明らかにするとともに、経験者ならではの豊富な知識を披露していていただいた。
 最後に山本氏は、パソコンを使用した電子編集の問題点に触れ、「フロッピー入稿の心得」「エディタソフトの活用法」「ウイルスチェック」「データの保存法」など、電子編集時代の編集者の課題を優しく解説していただいた。

◎ 「DTP活用講座」(2)
  講師: 高稜社・社長 高田 信夫氏  (連絡先 TEL:3292-7408  Fax:3292-7409)
 二日目の講義は、DTPを活用しての編集ノウハウ集。大修館で教科書作りを15年経験した後、高稜社でDTPを駆使しての編集プロダクションの企画・編集・執筆にと大活躍している高田さんから、DTP編集のノウハウをたくさん教えていただきました。
 高田さんは、システム作りから、必要なソフトなどDTP導入の準備前段階からDTP作業の実際までを、Macを駆使してのデモを交えながら解説、編集者ならではの細かな作業手順にDTPの奥の深さを感じた参加者が多かった。
 最後に、トラブル事例を解説しながら、「本や雑誌を作るにあたっての基本設計をしっかりすること」、「DTPを過大評価も過小評価もしないこと」、「DTPにかかわるのであれば、印刷・製版関係・組版・編集のことをみっちり勉強すること」、「ただ経費を安くあげようと思ってDTPをはじめないこと」などと、DTP時代の編集者の心構えを「本作りの基礎こそが重要」言葉を結ばれた。

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 三者三様ながら、参加者と同じ目線で話された「電子編集とDTP活用術」は参加者の共感を呼ぶ講義であった。


◎ 「DTP活用講座」(番外編/1999年の講義録)
  講師:テックデザイン・社長 斎藤 和弘氏  (連絡先 Tel:5561-0125 Fax:5561-7663)
 DTP編集の草分け時代から、DTPシステムを導入し、DTP歴15年目のテックデザインの斎藤氏は、自らが取材した「ニューズウィーク日本版」「ポタ」「4×4Magazine」「Easy PC」などの具体例を資料とビデオで解説しながら、DTP編集のさまざまな問題点を解明、DTPで仕事を発注する編集者や、DTP編集に、直接、携わる初心者にために、DTP編集の現状と導入ポイントをやさしく解説していただきました。
 また、斎藤氏は、DTP時代の編集者像として、「工程の違いを理解し説明できること」 、「デジタルに強いパートナーがいること」、「自分のE-mailとパソコンを持つこと」 など、本づくりの基礎をしっかり身につけた「e@editor」の登場の時代だと、参加者にエールを送られた。
 講義の付属資料として、配布されたDTPシステム作りに欠かせない「DTPのバイヤースガイド」(株:ミスミの提供)は、テクデザインのDTP編集によるもの。オールカラーで、しかも、フルページがCTP(コンピュータ・ツウ・プレート)印刷との説明に、貴重な内容とともに参加者一同、感心するばかりであった。