ようこそ!「2003年出版技術講座フォローアップセミナー」へ!

産業分析と本の経済学を考える
「経営分析入門」&「原価計算入門」講座


「出版再生の道を考える」と「本の経済学」を学ぶ講義録
* 2月26日+3月1日+3月8日

 出版技術講座フォローアップセミナーとして、昨年に引き続き二度目となる「経営分析入門講座」と4回目を迎えた「原価計算入門講座」がジョイント講座として開かれ、参加述べ人数10名で昨年より少なかったが、それぞれ意欲的な講座となった。
 2月26日は、両講座の共通講義として、「産業分析と出版流通講座」。
講師の下村昭夫氏(出版メディアパル編集長)は、この講座のための用意した「戦後50年の出版統計」「世界の出版流通」「Web書店の現状」「電子書籍の現状」「本の定価を考える」「本の原価構成」「在庫管理」「販売管理」などさまざまな資料を配布。
 「再販制」と「委託制」に支えられた出版産業の現状と出版流通の問題点を分析し、「出版再生への道」を浮き彫りにした。
 3月1日は、「経営分析入門講座」。
 講師の池 一氏(出版・産業対策部)は、出版・産業対策部の産業・経営分析委員会発行の「経営問題ハンドブック」をサブテキストにして、「なぜ、労働組合が経営分析に取り組むのか」「貸借対照表の見方」「損益計算所の見方」などをやさしく講義、後半では、「とある出版社」の5年間の経営報告書の具体的な分析結果とその読み方を披露。
 「職場で働く労働者だからこそ、見えてくる問題点がある」と日常からの取り組みの必要性を強調した。
 3月8日は、「原価計算入門講座」。
講師の石川一行氏(出版・産業対策部)は、「原価計算の目的」「原価計算の方法」「定価決定の方法」原価の区分」「造本の決定と原価」などをやさしく解説、後半は「原価計算の実例」を詳細に解説した。
 「トータルとして出版知識を深め、一冊の本の経済性に関心を持って仕事していただきたい。」と言葉を結んだ。
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 出版・産業対策部の三人の講師によるジョイント講座は、「本づくり」の知恵とともに「本の経済学」を改めて解き明かしたもの。  5年連続マイナス成長という、経験したことのない「出版環境」の中で、時代を切り開いてゆく「本づくり」の原点を「経済の側面」から考えあう、意義深い講座となった。