ップEvery-One @ Working Network>京都印刷・出版ネットの結成

 京都の印刷・出版労組,上部団体の違い超え,ネットを結成…2006年9月15日

 印刷・出版関連産業に働く労働組合が上部団体の垣根を超えて結集した「全京都印刷・出版関連労働者ネットワーク」が9月15日,発足しました。京都市中京区で開かれた結成総会には組合員50人が集まりました。

 結成を呼びかけたのは,上部団体に属さない2つの中立組合を含む京都の19職場の労働組合。印刷と出版産業が情報・メディアの制作・発信″という面で関連が強く,労働者の要求にも共通性があるため,全印総連,出版労連などの上部団体の違いを超えてたたかうことで,労働条件の改善をめざすために結成の準備を進めてきました。

 現在,印刷関連産業の出荷額は1998年から7年連続減少し,事業所数・従業員とも減り続けています。出版業界も雑誌の不振が産業全体を押し下げています。

 総会で議長に選出された全印総連京都地運委員長の上廣豊司さん(大光印刷労組副委員長)は「京都で働く正規・非正規を問わずすべての印刷・出版関連の労働者に参加を訴えたい。京都から連帯を広げていこう」と呼びかけました。

(しんぶん赤旗2006年9月17日より)

■結成宣言■

 21世紀は、戦争の時代から平和時代への脱皮が期待されていました。しかし、世界の状況は逆のベクトルを進んでいます。国の施策は、グローバリズムというアメリカ主導の国家観の下で、個人より国家を優先する新国家主義を含んだものが進められています。

 労働者は、雇用不安、年収減、負担増などにより日々の生活の切り下げを余儀なくされています。規制緩和が、セーフティネットがかけられないままに様々な分野に影を落とし格差の拡大を助長させています。労働の規制緩和は、非正規雇用者を増加させています。このことは結果として正規・非正規を問わずに労働者全体の労働条件、所得の低下をもたらしています。生活が切り下げられ、労働条件が改悪の方向に向かい、労働者間の分断や切り捨てがなされていくときにこそ労働者自らが、自らの意思で連帯し、自らの状況を変えることが必要です。労働者は、労働条件の改善や賃金のアップは労働者自身の手で獲得していくものです。一人よりも二人、四人、八人、さらに大きなスクラムを組むことでこそ実現は可能となるのではないでしょうか。

 私たち出版労連京都地協と全印総連京都地連に結集する労働者は、それぞれの組織に埋没するのではなく、労働者という共通のベースに立ち、関連産業に働くすべての労働者とともに自らが抱えている課題に取り組んでいこうと決意しました。その手段として、互いの所属単産の垣根を越えて恒常的に闘う運動体として「全京都印刷・出版関連労働者ネットワーク」(略称:京都印刷・出版ネット)を発足させることにしました。

 京都印刷・出版ネットは、従来の労働組合の枠だけではなく京都の地で働く正規・非正規を問わずすべての印刷・出版関連の労働者に参加を呼びかけます。ともに手を携えることで抑圧されている労働者の受け皿となり、ともに闘うことで従来以上に強く労働者の生活・労働条件・環境の改善を目指すことが可能となると考えているからです。また、労働者のネットワークを通して絆を強めることは、互いの仕事を知り、理解することを通して仕事がしやすい環境をつくることが可能となるのではないでしょうか。

 私たちのこうした取り組みが、全国の労働者の連帯と団結の輪を広げることにつながると確信し、ここに「全京都印刷・出版関連労働者ネットワーク」の結成を宣言します。

2006年9月15日
全京都印刷・出版関連労働者ネットワーク
(略称:京都印刷・出版ネット

■結成に至る経過■
2006年
2月1日(水) 京印労共闘会議06年総会
…出版労連への新組織結成申入れをすることを決定
2月6日(月) 京印労共闘会議議長が出版労連京都地協に新組織結成の申し入れ 
2月13日(月) 出版労連京都地協委員会で申入れについて審議
2月15日(水) 出版労連本部の臨時大会で京都地協が新組織結成を提案
2月27日(月) 京印労共闘会議で出版労連京都地協が検討結果報告
…基本的には同意しつつ、条件面の詰めを今後していく方向に
4月18日(金) 「京都印刷・出版ネット」第1回準備会
5月12日(金) 「京都印刷・出版ネット」第2回準備会
6月9日(金) 「京都印刷・出版ネット」第3回準備会
6月30日(金)  「京都印刷・出版ネット」第4回準備会
7月10日(月) 全印総連本部定期大会で京都地連から経過報告
7月14日(金) 出版労連本部定期大会で京都地協から経過報告
7月24日(月) 「京都印刷・出版ネット」第5回準備会
8月8日(火) 「京都印刷・出版ネット」第6回準備会
9月1日(金) 「京都印刷・出版ネット」第7回準備会
9月15日(金) 「京都印刷・出版ネット」結成総会


■規約,財政,役員■


1.規 約

<準備会として特に議論したポイント>
・「目的」……産別や上部団体を超えたゆるやかな連帯を通じて,運動を推進。
・「運営」……決定事項は単組・単産の決定に優先するものではなく,加入組合の行動留保権を尊重。
・「定期役員会議」……年1回,役員改選・決算報告のための会議。構成員は通常の会議と同じく,加入組合幹事と役員。

2.財 政

・今期(1年間)の分担金を組合員1人あたり500円とする。
・「京印労共闘会議」の会計とは分離し、新たな会計としてスタートさせる。

3.第1期役員
議長 上廣 大光印刷労組
議長代行 三木 京都書房労組
副議長 下野 便利堂労組
事務局長 大崎 京都機関紙労組
事務局次長 城本 出版情報関連ユニオン
会計 牛田 出版情報関連ユニオン
幹事 各加入組合より代表  


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