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各単組支部など,この1年の報告(2002年8月31日の 京都地協総会の 議案書より)
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京都書房労組 この1年間(枡山 修)
中央図書労働組合活動報告(渡辺 徹)
文英堂労組 この1年の闘い(吉田 明生)
極東書店労組京都支部 この一年(堀井 )
出版ユニオン関西支部・グループ報告―金芳堂(野村 誠)
出版ネッツ関西 活動報告(川口 正貴)
ナウカ労働組合京都支部報告 一年を振りかえって(鳥居 万恭)
有斐閣労働組合・京都支部 (青海 泰司)
京都書房労組 この1年間(枡山 修)
私達は今年で組合結成から32年を迎えようとしている。労連加盟迄の8年間の組合前史の時期を除けば,この24年間を労連の一員として「出版労働者にふさわしい賃金と生活」「働きやすい職場づくり」に自覚的に取り組んできたし、結成時からのメンバーが現在も組合員の多くを構成している。しかしである。24年間ほぼおなじメンバーで「職」と「食」を守るべく、仕事のことから、住宅や様々な家族構成の違いを越えて、それこそ“裸の付き合い”をしてきた訳なのだから、その意味から良さもあれば悪さもあり乗り越えるべき課題もまた横たわっている。幾つか取り上げ職場の現状報告としたい。同じ顔ぶれだから、先ずここ数年新しい組合員が増えていない事からの停滞感がある。けして職場の若い人達と断絶した“集団”とは言わないまでも、ほぼ同世代の集団であることからのプラス・マイナスの両面がある。
先ずプラス面では、
@組合運営はお互いの個性を熟知した上でのすれ違いや理解不足を補える補完ができる関係が出来ている(つまり,ぶつかる事があっても互いの本音で時間をかけて解決できる)
A団体交渉でのしなやかな団結力にある。仮に一直線で交渉が乗り上げても,どこかに解決を見いだしていく知恵は,この集団の強みである。だから、この団交の場面に立ち会わなければ,なぜ交渉が進展したのか,たぶん離れていると理解しずらいことがあると思える。例えばこの夏の「一時金分割支給提案」の交渉などもそうであった。振り返ってみて,その場面で選択し解決したことで、その後の労使関係に影響していると言わざるをえない事も多い。
ではマイナス面をあげてみる・・・(仕事を通じての面を中心に)
@仕事の没個性的面からの互いの仕事が見えにくい面がある。例えば、担当本の編修作業は蛸壺とまでは言わないが個人の編修技量にまかされていることから,出版物それぞれで,担当者の個性が目立っている。また営業外勤者は、とっておきの営業促進の“技”が大きい。一人一人の自覚的ガンバリ(労働の質の違い)による面が大きいのだから,逆に仕事の継続や引き継ぎもし難くなる。
A業績のマイナスとともに,打開方向としての「仕事の仕方・させられ方」については,各自の違いがあり,簡単に集団として一致し難いこともある。しかし,これらのマイナス面も、教科書発行に伴い共通の社会的責任が増し、このままで良いのか問いなおさざるを得ないし,業績打開のため乗り越えるべき課題でもある。だからこその、この夏の『全社会議』初開催の意義は労使共にある。私達は現在,“困難期”と位置づけた中での,要求作りの見直しの取り組みを再度検証している。そして、私達にとって“譲れること譲れないこと”の再確認にも行っている。道は険しいが,労働者の英知と仲間の団結で乗り越えて行かねばならない。そして、同業他社を越えた仲間の結集にも取り組みたいと考える。
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中央図書労働組合活動報告(渡辺 徹)
ここ数年来、最大の目標に組織拡大を挙げてきました。結果は、前進することはおろか、対象となる社員が減り続ける一方で、約1年間で5名が退職しました。個人的事情もあるでしょうが、それ以上に、低賃金を始めとした労働条件の低さが引き金となっています。特に一時金は、30万円から多くて50万円代と予測され、ほとんど他社の新入社員か、入社2・3年目のレベルです。
経営は、一時期、新刊をできるだけ抑えて、既刊本だけで乗り切ろうとする方針を持っていましたが、昨年ごろからある程度修正して、組合が主張する積極経営に転じ始めました。しかし、なかなかヒット商品が生まれず、売り上げは一向に好転の兆しを見せません。前年度の維持さえ難しい状況です。この原因は、いまだに社長一人で新刊を決定しているからと、組合はもちろん職場のだれもが思っています。そのため、組合の定期大会は、売れる本作りの話ばかりで、外から見れば、まるで「営業・編集合同会議」のようです。そして、最後に行き着くのは、「民主的な職場からしか本当に良い本は生まれない」ということです。日常会話などでの職場の風通しは、かなり良くなりました。後は、社長のワンマン体制だけです。
今年は、組合を結成して20年の節目です。今こそ、組合が職場の主体となり、真の意味での民主化を実現する時だと思っています。ともに頑張りましょう。
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文英堂労組 この1年の闘い(吉田 明生)
01年末一時金回答は,前年実績の2.4か月であった。組合としては,腕章闘争は行ったが,京都本社での組合旗掲出を取り止めた。実績とはいえ,下がり続けたあげくの数値であり,組合としては再回答を求めた。しかし,教材では昨年比ダウンの回答が多く,早期終結の方向となった。査定の通告に関しては,会社が,かつてなく速く処理をした結果,2回の団交で終結するという結果になった。
02春闘では,賃上げが全社平均,5294円,1.540%,一時金は,2.4か月で,前年と同率であった。経営状況から見て,まだまだ出せると考えられるが,いちおう,昨年実績と評価できるものであった。ただ,諸要求はいっさい答えない姿勢に変化はなかった。マイナス査定も,営業部に集中するという点には変わりないものであった。
この1年は,総じて,相変わらずの一発回答押しつけの対応であり,会長の組合敵視の労務政策が貫徹されてきた。すべての対応が,旧態依然たるものであり,硬直化も極限にきている。
そうした中で,春闘では,編集部などの恒常的な長時間残業の問題に取り組み,労働基準法に違反して不払いになっていた時間外手当を支給させることができた。相変わらず団交では事態が打開できず,労働基準監督署に申告することによって,会社は,違法を認めて改善をはかったものであった。
益井欽一会長のいる限り,労働組合敵視,従業員無視の労務政策には,変化をのぞめなくなっている。組合としては,従業員の生活と権利を守っていくために,ひとつひとつの問題に丁寧に取り組み,会長以外の社内の支持を集められるようにしたい,というのが,この1年の思いです。
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極東書店労組京都支部 この一年(堀井 )
001年秋年末闘争・2002年春夏闘ともにこの時代の様相そのままに低調な回答しか得られないままに終えたこの一年。組合活動も同じような状況ではありましたが、あまりにも低調なため、いつもは本部組合で指名ストライキに入っていたのですが今回は支部も含めて全組合員で短時間ながらストライキに入りました。そのことにより京都支部においてもいつもは少人数でなかなか持てない職討もその時間にできたり…etc.ということもありました。
組合員というかその枠をはずしてみても、働いて入る者の状況はますます厳しいものとなっています。この厳しさをどうはねのけていけるか?
経済等の状況だけでなく組合の主体的な力をどうつけていくかが大きな課題です。
京都の職場においてもこの2-3年、人事異動があったり、退職者が出たり、職場の環境に変化が見られます。この7月から、新入社員の方に組合に加入をしていただきました。
新しい若い力で動的な活動につながればと期待をしています。
京都地協には小西さんを中心に結集を今後もしていきたいと思っています。
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出版ユニオン関西支部・グループ報告―金芳堂 (野村 誠)
出版ユニオン関西・金芳堂グループは2002年度も新規加盟もなく、執行委員の大幅な入替えもなく2年目を迎えました。また組合加盟の要因ともなった指名解雇騒動も2年目の本年度はそんな深刻な騒動があったのかと思うほど当該では緊張感がなくダラダラと過ごしてきました。
しかし2002年度の要求は昨年同様の賃上げ・一時金・賃金格差是正の3要求と新たに朝夕の鍵当番制の廃止・昼休みを拘束される電話当番制の緩和を申入れ職場環境の見直しを図ることが出来ました。
また6月には春闘を振返っての総括会議と2003年度の役員改選を実施し2003年度は組合員1人ひとりが責任を果たすということで全員の役割分担をして金芳堂グループの運営を自主的なものにしていく方針で採択されました。
ちなみに2003年度の京都地協執行委員は前崎節也(50)・小崎徹也(43)の2名を選出致し出版ユニオン関西の書記長に宇山閑文(49)が執行委員に前崎節也・小崎徹也の3名を選出致しました。
そして2003年度こそ組合加盟当初から課題提起されていた「賃金体系表」の導入ならびに多くの労働者のもっとも切実な要求であり、生活と労働の実態に基づく大幅賃上げの要求を、正当性を明らかにして、実現を目指したいと思っております。
最後になりましたが、2002年度の要求が妥結、協定書を交わすことが出来たのは金芳堂グループに様々なご指導、ご鞭撻を賜りました中執ならびに京都・大阪地協の他,単組の皆様のお力添えと感謝し、また2003年度もより一層のアドバイスを賜りますようお願い申し上げます。
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出版ネッツ関西 活動報告(川口 正貴)
02年6月現在で、出版ネッツ全体での組合数は177名あり、このうち関西勢が58名をしめるまでになっている。関西にては、2名の脱会者があったが、新年会やフェスタなどをきっかけに6名の新規入会者をむかえた。
昨年度のおもな活動としては[01/10]関西出版技術講座「インターネットと出版の近未来―インターネットと著作権」を大阪地協、ネッツ関西で共催、タイムリーな話題もあって40名を集めた。[01/11]ボーリング大会開催。[01/12]フリーランサーズガイド発行。関東からも5人が参加し、2000部刷のちに500部増刷。[02/01]新年会&名刺交換会開催。70人を集め、これまでにない盛況振り。二次会には34名参加。
[02/01]第3回確定申告講座開催。[02/04]新入会員向けガイダンス&大川端での花見。[02/05]フェスタ2002開催。展示31ブース。筑摩書房取締役松田哲夫の「元気の出る出版術」講演会・名刺交換会は約70人が参加。[02/06]出版ネッツ関西総会。[02/08]新入会員ガイダンス。などが行われた。
総会にて、この1年を振り返って
・ネッツに入ったことで、出版界における自分の仕事の位置付けが見え
てきた。
・仕事で煮詰まったときに、メーリングリストなどを利用することで、
救いになる。
・フリーの原稿料は現実として低いが、稿料の相場についてはいろんな
視点から見る必要がある。
・ネッツ関西として、関西でしかできない出版を、将来的に提起したい。
などがあげられ、春に倒産した学参プロダクション大栄企画で、ネッツ内では3人が損害をこうむったが、債権者会議の結果、優先順位の関係で、泣き寝入りを受けざるを得なかったことが報告された。
また、来年度の活動予定に恒例のフェスタ行事のほか、稿料の適正化のためのプロジェクト、ネッツ関西のホームページ作成、仕事興しのための営業用リーフレット作成が確認されている。
運営委員決定にあたって、これまで有志でなされていたのを、はじめての選挙制をとり、立候補者13名が承認された。とくに規約もなく不十分ながらも今後につなげたい。ネッツ関西の宣伝も含めて、役割および窓口となる運営委員を紹介すると、千葉潮(運営委員長、セミナー)、江澤恭子(事務局長、フォーラム、体育部会)、葛西奈津子(会計)、岩崎智子(フェスタ実行委員長)、大崎敦子(交流会担当)、大西昇子(フリーランサーズガイド)、川口正貴(共同受注、京都地協委員)竹内隆志(大阪地協委員)、たけしまさよ(京都地協委員)、廣瀬慶子(フリーランサーズガイド)、藤本隆一郎(フォーラム、フェスタ、メーリングリスト、ホームページ)、
山尾とも子(文化部会)、山崎亮一(共同受注、トラブル対応)となる。ご指導・ご協力をたまわりたい。
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ナウカ労働組合京都支部報告 一年を振りかえって(鳥居 万恭)
* 困難単組になった時、どのような組合運動をする事が大事なのか、真摯に職場討議を行った。とりわけ大事にした事は職場環境を悪化させない、さらに、どのような事態でも働き易い職場を構築することであった。労働条件(賃金面)が悪化するなかで労働意欲を落とさず、業務で営業成績を低下させない事も、組合として重要な活動の柱でもあった。反面、経営より営業政策が打ち出される中で、労働者に不利に作用する場合は、いち早く問題点を指摘し、全職場に警鐘をならした。
* 京都営業所(前)責任者の後遺症を伴った病気後、あらたな責任者のもと、排除の論理でなく、業務改善を掲げ新しい仲間を増やしたことは「困難」の中での出来事だけに、大きな「成果」と言えるのではないだろうか。二地方営業所閉鎖、全社的に定年前の退職者が数人発生している今日、新しい組合員を得られた事は、京都職場を大きく変貌しつつ作動し始めたといえる。運動面でもメーデー参加者が複数になったのも10数年なかったことだった。
* 今期の方針で、学習活動を強化しようとしたが結局だめだった。それぞれの生活環境の違いから、5人でも集まる時間体制がなかなか捻出できず、組合会議も昨年のように多くの時間がさけず、昼休みでの議論が多くなってしまった。その影響は京都地協会議結集にも影響が出てしまった。労働組合に結集する意識的取り組みが全体に必要である。
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有斐閣労働組合・京都支部 (青海 泰司)
現在,京都支部所属の組合員は8名です。その内訳は,男性7名/女性1名であり,年齢別では20代1名/40代2名/50代5名となっています。所属別では,総務部・経理部兼務1名,営業部1名,制作部1名,編集部5名です。また,8名中の3名が専任次長に,2名がラインの課長になっています。
各部とも,月に1回,本社(東京)で部会があって,それぞれ上京します。編集関係では,それに加えて企画検討会議や個別企画の編集会議などが本社であって,月に3〜5回上京することも稀ではなくなっています。
ますます忙しくなった,という感じがいたします。
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