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出版労連 京都地協
「本と労働 京都 仏ぶつ ひろ馬」(ブツブツ広場) 2007年度/3号 (2007年7月30日)
[この号の目次]
(1) [出版労連定期大会] 出版労連定期大会で京都から発信!! …京都地協議長 :三木 清樹
(2) [ユニオン京都のページ] 集団の構成要素の分析について…ユニオン京都 :吉田 明生
(3) [ユニオン京都の仲間より] トークインに参加して…ユニオン京都 :水野 恒和
(4) [略]
2008年度の出版労連の運動方針を論議し決定する定期大会が,7月13日・14日と東京で開かれました。京都からは,代議員で桝山氏(京都書房労組),吉田氏(ユニオン京都),地協からの特別代議員で水野氏の諸兄が出席し,中執二人と合わせて5人が定期大会の席にいました。大会で話されたことは,新聞などで報じられているので繰り返しませんが,現地にいた一人として京都から参加した代議員の発言は,身びいきという観点を省いてそれぞれに注目され,また今後の労連運動の方向性を示す内容でありました。
桝山氏は出身単組の実状を訴えた後,京都地協が取り組んでいる日中韓青少年歴史問題交流の実績を報告し,今年も行うキャンプへの支援カンパを要請しました。この取り組みは,中高生たちが東アジアの同世代の青少年との交流をすることで,正しい歴史認識の機会をもってもらえればと京都地協が,教科書問題に取り組んだ人たちとともに実行しているプログラムです。大会での訴えには賛同者も多く,第一日終了後の情報Uの5周年パーティーや,あちこちの交流会でたくさんのカンパが集まりました。
水野氏は,昨年発足した印刷・出版ネットの現状,地協とユニオン京都との連携した取り組みについて発言しました。
吉田氏は,臨時大会にて提唱した「職場を基礎としない運動」の具体的な中身について発言し,今後の労働運動は,職場に閉じこもるのではなく公益的,共益的なことを見据えた取り組みが必要ではないかと訴えました。
京都地協は小さな集まりです。地協のメンバーだけでもいろんな役割を兼任しています。三人の発言は表現こそ違いますが,所帯の小さな京都地協が発信している大きな電波といえます。
(青少年交流キャンプカンパをお寄せ下さった皆様ありがとうございます。)
(京都地協議長:三木清樹)
(京都からの代議員の大会発言は→こちら)
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[1] パレートの法則とは
経済において,「全体の数値の大部分は,全体を構成するうちの一部の要素が生み出している」という説。イタリアの経済学者パレート(1848〜1923年)が,主張。「自然現象や社会現象は決して平均的ではなく,ばらつきや偏りが存在し,それを集約すると一部が全体に大きな影響を持っていることが多い」という現象をさす場合が多い。
[2] 80:20の法則
パレートの法則は,主要な一部(たとえば20%の部分)だけが重要で,残り80%は重要ではないというとらえ方もあり,「80:20の法則」とよばれることがある。ただし,数字は厳密に80:20であるとは限らず,90:10や70:30の場合も同様の意味あいとなる。
[3] いろいろな「80:20の法則」
(1) ビジネスにおいて,売上の8割は全顧客の2割が生み出している。
したがって,売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも,2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。こうした形で,効率を優先していくと,「非効率」とされた部分は,サービスをうけることができなくなり,切り捨てられる。
(2) 商品の売上の8割は,全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
したがって,つねに売れている銘柄をチェックして補強し,売れない銘柄をつねに廃番にしていく。極限まで推進したらどうなるか。商店なら,どの店に行っても同じ商品しか置いていないコンビニばかりになってしまう。コンビニの仕入れプログラムでは,売れている銘柄をチェックして補強し,売れない銘柄をつねに廃番にして,売上のアップをめざすことになっている。
(3) 売上の8割は,全従業員のうちの2割で生み出している。
こうした見方は,完全に労働者性悪説。売上に貢献していない8割の従業員はさぼっているので,その80%をまじめに働かせることができれば,売上も増えるはずというわけになる。
[4] 出版労連の構成とユニオンの構成
(1) 出版労連の中で(以下,概数),ユニオン,ネッツ,合同労組を除いた単組の分布をみると,最大単組(小学館労組)1つで,労連組合員の12%をしめる。また,組合員が70人以上いる20の組合(4%の単組=職場)で,組合員数は3500人(60%)をしめる。すなわち,出版労連の組合員数の6割は,職場(企業)数では4%の職場でしめられていることになる。一般的には,「大きな割合をしめる単組が全体に大きな影響を持っている」ということになる。
(2) 出版情報関連ユニオンも多くの職場の組合員からなっているが,240人の組合員が150の職場にわかれ,一人職場の組合員が大部分となっている。そのうち,春闘で経営に要求を提出しているのは,30職場の90人しかいない。組合員が5人以上いる職場は,6つしかなく,しかも最大で12人にとどまる。ということで,ユニオンの中では,一部の要素が他に対して大きな地位をしめるということはない。このように,出版労連の構成とユニオンの構成では,大きな違いがある。
(ユニオン京都:吉田 明生)
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英語の編集をしている私も,辞書で初めて知った言葉
talk-in「くだけた討論会,集会」。ふだんの会議やミーティングでは話せないような,ざっくばらんな話し合いをしましょう,という趣旨で行われている,出版情報関連ユニオンの催しで,今回が2回目です。京都地協の単組や支部の皆さんにも参考になるかと思い,ご報告させていただく次第です。
前日に,突然「講師」に!
6月15〜16日に,神奈川県の三浦海岸で行われました。参加者は,日帰り組や子どもも含めて18名。会場は,元「リゾートマンション」というホテル。私が宿泊した部屋は「オーシャンビュー」で,寝室が3つもありました。
日程は,1日目の午後が,第1部「争議,仕事と労働組合,そして家庭」と題しての講演とフリートーク,第2部「職場を基礎としない運動」についての提起とフリートーク,夜は交流会。2日目の午前は,完全なフリートークでした。
第1部の「講演」は,当初,角川財団の俵谷(たわらや)中執が行う予定で,私もお話を楽しみにしていたのですが,お父様の危篤で,前日の夜,なんと私に「ピンチヒッター」の依頼が…。深夜にレジメを作り,寝坊!眼が覚めて10分後にはタクシーに乗り,なんとか開始時刻に間に合いました。
15分間の「講演」は無事に終わったのですが,参加者は,「すれ違いの家庭」に関心があったようで,「家族旅行はしてましたか?」や,「なぜ,奥さんの職場が大阪なのに,京都に住んだのか?」など,「ほっといてくれ!」という質問が相次ぎ,閉口しました。(>_<)もっとも,「中央図書争議」を知らない参加者や,自らも職場で嫌がらせを受けている人も多く,長期出張や仕事干しなどの不当労働行為の実態にも質問が集中しました。これには丁寧に答えました。
第2部のテーマ「職場を基礎としない運動」は,ユニオン京都の吉田支部長が,今年2月の出版労連の臨時大会で提起された問題です。「対経営の運動ばかりでなく,もっと公益性のある運動も追求しよう」というものですが,大単組出身の方には理解してもらえないようで,激論になりました。
2日目の「完全なフリートーク」は,テーマがない分,「支部ミーティングへの参加者を増やすにはどうしたらよいか?」というような,支部長の「悩みの相談」に終始しました。
酒が入ると…
おもしろかったのは,交流会。退職された方も何人かおられて,昔の「貧乏自慢大会」に。白黒テレビの画面に,赤・青・黄のパネルをはめ込んで「カラー」にしていたとか,「氷の代わりに井戸水を用いた冷蔵庫を使っていた」という理解不能な話も。「四畳半で7人が生活していた」には,みんなビックリ。押入れから蒲団を出し,蒲団で3人が寝て,空いた押入れを2段ベッドみたいにして4人が寝る。なるほど…。
単組でも,地協でも,たまには「トークイン」を行われてはいかがですか?もちろん,講師が困らないような,楽しいテーマを用意する必要がありますが…。^_^;
(ユニオン京都:水野 恒和)
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