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出版労連 京都地協
「本と労働 京都 仏ぶつ ひろ馬」(ブツブツ広場) 2007年度/1号 (2006年10月30日)
[この号の目次]
(1) [議長挨拶] 運動の実践に英知と行動の結集を …京都地協議長:三木 清樹
(2) [印刷 ・出版ネット] 結成総会の報告…京都書房労組:岩永 良比古
(3) [印刷 ・出版ネット] 今回のネット確立に際しての雑感など …全印総連京都地連,中西印刷労組:中塚 等
(4) [出版ユニオン京都] 出版ユニオン京都について
(5) [出版ユニオン京都] 滅私奉公のサービス残業
(6) [編集後記]
*京都地協新役員体制は省略。
去る9月14日,若干残業しての帰り道,ケータイに京都地協のS本氏からの着信履歴があるのを発見し,折り返しTELしたところ,明日標題の会合に出てくれまいか,「枯れ木の山のにぎわいでいいから」ということでしたので参加しました。
さて,「全京都印刷・出版関連労働者ネットーワーク」結成総会の中身は,印刷方面の代表幹事による講演会―講演会というよりも,ネットーワーク結成に至る経過の説明が主―にはじまり,京都総評やMICなどによる役員の挨拶,結成宣言の提案・確認,規約・財政・役員の提案・確認が行われ,短時間ですが,参加者による懇親会がもたれました。印刷と出版は本来切っても切れない関係にあるけれども,なぜかそのつながりは今までありませんでした。詳しくは知りませんが,過去いろんな経緯があったと聞き及んでいましたが,それを乗り越え,「ゆるやかな」ネットワークを作ろうと両者が話し合いを積み重ね,ここに一定の実現を見たわけです。
ここ数年,ご存じのように各産業分野では,超ハイスピードでテクノ革新が進んでいます。それは多分私の認識では,印刷におけるそれが出版のそれよりも多大で,出版は後塵を拝しているのが現状かと思っています。そういった意味で,働く者の連帯といった意味合いも大きいが,根っこのところの働く現場を共通の認識に持っていく,そういう期待がこのネットワークに込められていると思います。
あと,課題といえば,私はフツーの一組合員で,地協の末席に座す者にすぎず,こう言うのは何ですが,出版労連の本部レベルというか中央レベルでは,このネットワークは確立されていないようで,別に本部がやるから地方が従う,という図式にならなくてもよいと思いますが,少し変かなという印象は払えません。
もう一点は,単組レベルでこのネットの経緯とか意味合いを知っている人は知っているが,知らない人は全く知らないという点も,下から積み上げていく活動の面からは,今後の課題かなと思いました。総会の参加者は,印刷23名,出版15名でした。
(京都書房労組:岩永 良比古)
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京都は印刷業,出版業の比較的盛んな街です。しかしながら,京都における印刷・出版産業の置かれている状況も,他の地域と同じく,かなり苦しいものです。
社会のIT化の進展に伴うペーパーレス化,そしていわゆる「活字ばなれ」現象は,私達から仕事をどんどん奪っていきます。無理してでも仕事を確保するための価格破壊が横行し,利益確保のためのコスト削減にも限界が見えてきますと,あとはお約束の人件費削減しかありません。賃金カットやサービス残業の増加…云々。良くある話ですよね。
さて,こうした様々な攻撃に対して,私達は十分に抵抗もしくは対抗し得ているでしょうか? 残念ながら,ほとんど対抗し得ていない,と言い切っても決して言い過ぎではない現状だといえませんか? 原因の第一は,労働組合組織の弱体化でしょう。中でも組織率の低下が致命的です。労働団体の規模の小ささはまた,社会に対する影響力・発言力も小さなものにしています。どんなに先進的な,あるいは高い理念の行動を起こしても,社会に対し広くアピールできなければ全く何も言っていないのと同じですよね。
この問題はけっして京都だけの問題ではないでしょう。いろいろ事情はあるでしょうが,小さな組織が小さなまま存在し続けても,それでは「自分らだけが良ければいい」という悪い意味での企業内単組主義と何ら変わりません。あらゆる困難を排し,社会的に強い影響力を行使でき得る,「大きな強い組織」を造ってこそ,本来の労働組合運動の存在意義が保てるのではないかと思います。
そういう意味において,今回の京都における新しい共闘体制の確立は,それだけでは全く役不足です。近隣の各府県においても私達と同様の取り組みが必要です。それこそスケールメリットの有効性ですね。今回の取り組みがぜひ成功するよう頑張りたいと思います。
(全印総連京都地連 中西印刷労組:中塚 等)
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■出版労連・出版情報関連ユニオンは,2002年6月15日に結成した,出版労連の個人加盟の労働組合です。現在,約90の職場に230名のメンバーが在籍しています。東京が中心ですが,京都と大阪に支部があります。上部団体の出版労連(日本出版労働組合連合会)は,出版関連産業唯一の産業別組合で,小学館,岩波書店,有斐閣,オーム社,朝倉書店,共立出版,工業調査会などの企業別の労働組合も参加しています。
■ユニオンの活動は,
@雇用を守る,
A賃金や労働条件の産業的,社会的ベース(ミニマムスタンダード基準)をつくる,
B出版・メディア関連の産業課題にとりくむ,
Cメンバー相互のネットワークづくり交流・職能向上,
Dメンバーを増やすとりくみ
を運動の柱にしています。
■■ユニオンは,出版・メディア関連に働く人なら正社員だけではなく,有期契約社員,派遣労働者,パート,アルバイト,管理職など,働き方や身分にかかわらず,誰でも加入できます。会社が,従業員の組合加入を妨害したり,加入しないように言うことは,労働組合法に違反する行為です。こうしたことを言われたり,聞いたりしたときは,組合員にお知らせください。
■■管理職は組合には入れないと言われることがありますが,取締役やそれに準ずる一部の管理職(総務部長など)を除けば,誰でも労働組合に入ることのできる権利が,労働組合法で保障されています。ユニオンは,管理職の加入を受け入れています。状況に応じて会社に対し公然化しないこともあります。
■■■京都支部(略称,出版ユニオン京都)は,文英堂,中央図書,ポピー(新学社の子会社)などの職場の組合員で構成しています。仏光寺通柳馬場の出版労連・京都事務所にて,月1回,支部ミーティングを行っています。組合費は収入によって異なりますが,5000円/月が最高です。
■■■ユニオンに加入を希望される方は,お問い合わせください。
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●長時間の残業で多くの手当をもらっていた係長が,管理職に昇進して(昇進させられて),賃金の手取りが減ったという話は,めずらしくない。管理職になると,自分の仕事のほか課員の仕事も見て,労働時間は長くなりがちである。一昔前は,職場の課長を見渡すと,たいていはパートナーが専業主婦であって,夜遅くまで会社で仕事をしていても,当人は生活上,それ程不都合はなかった。多少遅く家に帰っても,食事はできているし,お風呂もわいているなら,不自由はない。
●社会全体もモーレツで当然な時代で,管理職なら夜が遅くても当然とみなされていた。経済成長が続いている時代は,賃金も一時金もそれなりに増えていったから,賃金の不満も長くは続かなかった。形だけの管理職が際限のないサービス残業を強いられていても,彼ら自身が不満に思わなければ非組合員のままであって,労働組合のある職場でも,それで過ぎてきた。
●では,今はどうか。管理職と言っても,賃金も一時金もそれほどは増えない。パートナーも働いていると,日常的な家庭の責任は逃れられない。毎晩,遅くまで「だらだらと残業する課員」の仕事に付き合って会社に残っていても手当が出ないのなら,家で仕事をした方が家庭生活上も都合がよいと考えるようになっても,不思議はない。
●しかし,正当な手当のつかないまま,際限なく会社に縛られる管理職の不満が,「だらだらと残業する課員」に向けられると,具合が悪い。残業手当を少なくしたい会社の意図に合わせて,課員も19時とか,時間を区切って帰らせるような制度が導入されたりすると,締切に追われるときは家に仕事を持ち帰るようになる。やがて,恒常的なサービス残業となる。自分だって家で仕事をする管理職は,それを異常だと考えない。際限なく会社に縛られる管理職の不満は,本来,会社に向けられるべきなのに。
●あなたの職場は,どうなっていますか?
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天高く馬肥ゆる秋!馬といえば,競馬界のスターホース「ディープインパクト」の薬物騒ぎ,馬には罪なし。いじめ問題,子どもには罪なし。
格差問題,「負け組み」が悪いわけではない。労働者の生活が苦しいわけを,労働者の自己責任だというのは,「あべ」こべ政治だ。
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