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出版労連 京都地協
本と労働 京都あやふやニュース」 2003年度/3号 (2003年 5月 1日)

[このページの目次]


  (1) [教 育] 黙っていられない!教育基本法「見直し」(京都地協事務局長 三木 清樹)
  (2) [反 戦] “世界中に平和の花が開くときまで”(極東書店労組 小西 美鈴)
  (3) [労 働] 労基法と派遣法改悪案の問題点(京都地協事務局次長 水野 恒和)
  (4) [組 織] 全印総連との組織合同について(京都地協議長 牛田 年彦)
  (5) 編集後記(micchi) 
 


(1)[教 育] 黙っていられない!教育基本法「見直し」

 教育基本法の「改悪」が進められています。米英両国などによるイラク攻撃が開始された3月20日、中教審は教育基本法の「見直し」を文科省に答申しました。改悪とされる内容は、「国を愛する心」など愛国心の強調、「少数のエリート」と「大多数の無口で従順な」人つくりといったものです。「見直し」する根拠は、いじめ、校内暴力、非行、不登校などが問題だから、と言われています。

 しかし、こうしたことは、子どもたちや教育基本法が悪いからではない。教育基本法が生かされてこなかったことにこそ問題があるのです。学校現場では、教育基本法に基づいて教育をしようとすると、処分の対象になると言われています。なぜこんなことが起きているのか。なにか大きな狙いがあるのかと考えてしまいます。

 教育基本法は、戦前・戦中の教育を反省し、日本国憲法に基づいて「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期する〜」(前文より)と、法律の目的を高く宣言しています。なぜ今この法律を変えなければならないのでしょうか。法律の条文は11です。一度、自身で読んでみませんか?

 6月1日、出版労連も参加する「教育基本法改悪反対」の集会が京都で企画されています。 

(京都地協事務局長 三木 清樹)

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(2)[反 戦]“世界中に平和の花が開くときまで”

3月15日(土曜日)

 ピースウォークにはじめて参加。京都市役所前広場に駆けつけた時には,もうすでにいっぱいの人!「イラク戦争反対」の声を行動で訴えようとつめかけたお年寄り,若者,子どもたち…。さまざまな人の熱気にまず驚いた!花粉症で私が冬眠していたうちに,世間ではこんなにもイラクのことが関心をよんでいたとは……まるで浦島太郎!

 わたしのそばから,こんな会話が聞こえてきた。「さっきのおっちゃん、めっちゃ怖い顔してたけど,ニコッとしてビラを受け取ってくれたな〜」。うれしそうに話す中学生の女の子。『戦争反対』のビラを配るなんてことは,初めての経験だろう。そんな小さな勇気に感動した。集会やビラまき,デモ行進といったものに慣れきってしまっている私にとっては,彼女たちがまぶしかった。どんな悪政がまかり通ろうが,「わたしには,関係ない…」。なんで腹が立たへんねん!といつもひとりブツブツ。よその国の戦争にこれほどまでに関心と怒りの声が知らない間に起こっていたなんてね。それにまたまた元気づけられた。

3月30日(日曜日)

 ピースウォーク二回目の参加。

 いまや,「反戦歌」としても有名になってしまったSMAPの「世界に一つだけの花」という曲が,なんと発売と同時に完売した。予約してやっとCDを購入した。SMAPのファンだけど、CDを買うなんてことはなかった。でもこの曲の歌詞がすごく気にいったから。その曲は,「違う種を育て,違う花を咲かせることに一生懸命になればいい。誰が一番だなんて,争うこともしないで。ナンバー1ではなく,もともと特別なオンリー1!」と歌う。

 この歌がこのピースウォークで流されたらいいなあと思っていたら,ほんとうにそのとおり,ラジカセから聞こえてきました。この歌に思いを寄せる若者がいたことに感激しました。

 ナンバー1でいたがる愚かなブッシュさん!そのひとのいいなりになっている小泉純ちゃん!

 世界中のオンリー1の声に耳を傾けてほしいよね!『戦争なんかいやや…』の声をこの歌に託しながら、平和な世の中が訪れるまで、こころの中でいつまでも歌いつづけたい…

(極東書店労組 小西 美鈴)

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(3)[労 働] 労基法と派遣法改悪案の問題点

 現在、国会で、労基法と派遣法の改悪案が審議されています。私たちの労働と生活に重大な影響のあるこの法案の問題点について、わかりやすく解説します。

@ 労働者を解雇できる!

 いままで原則「禁止」だった解雇が、原則「自由」になります。これまでなら、会社が「こんなひどい社員でした」と証明する必要がありましたが、これからは「私は解雇されるような社員ではありません」ということを証明する必要があります。圧倒的に労働者に不利です!

A 正社員がいなくなる!?

 派遣社員が事実上野放しになります。職種の制限が撤廃され、派遣期間も延長されます。また、いままで1年に制限されていた有期雇用が3年に延長され、正社員として採用されるべき新入社員が、3年契約の契約社員になる可能性があります。会社は、より首を切りやすい「派遣社員」や「契約社員」を増やし、正社員はますます減ります。

B パート・アルバイトも大変!

 「1年契約が3年契約になるならいいんじゃない?」なんて、たいへんな誤解です。1年契約が何回か更新されれば、「期間の定めのない雇用」とみなされ、正社員と同様に、簡単に雇い止め(解雇)することができませんでしたが、3年契約なら、更新時に「雇い止め」をしても、「あらかじめ定めた期間」が満了したわけですから、「解雇」とはみなされず、文句が言えません。けっして労働者に有利にはなりません。

C サービス残業が野放しに!

 裁量労働が大幅に緩和され、どのような職種であっても「8時間しか働いてないものとみなす」という裁量労働になってしまいます。そのため、12時間働こうが残業代は一切付かないことになってしまいます。

 このような改悪が実現すると、もはや正社員という身分は稀少価値となります。あなたのお子さんやお孫さんが就職するときには、「派遣社員」としてか「契約社員」としてしか採用されない可能性が高くなります。こんな「改悪」には絶対反対しましょう。

(京都地協事務局次長 水野 恒和)

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(4)[組 織] 全印総連との組織合同について

 「印刷との組織合同」という言葉を、何度か耳にされたことがあるでしょう。
東京の事はさておき、ここでは京都の関係で考えてみましょう。
 
 ご承知の通り、3年程前に、こじれていた印刷との関係を修復し、その後一緒にできる運動を行ってきました。人が多い所で何かするということは、理屈抜きで元気が出ます。

 また、同じような問題を抱えている人たちと交流を深めていく事も然りです。
今後MICの人たちとの関係も視野に入れ、私たちがどの方向へ進み、どんな姿でやっていくのかを想像してみませんか?

 とにかく、今のままでは組合員も減っていき、増やしていくことはなかなか困難です。

 一方、個人的な悩みを多く抱えている労働者もたくさんいます。実際そういった相談を受ける件数が京都でも増えています。しかし、現実問題として今の体制では処理できていません。東京では専従体制が整っているので、相談に来た人たちが個人加盟の組合に入りだしています。
この「個人加盟」の部分を増やしていき、運動を一まわりも二まわりも大きいものにしていく。そうしなければ現状は少しも変わらないどころか悪くなっていくでしょう。

 単組の中だけでは大幅に好転はしないのです。

 そこで一つのアイデアとして、印刷との合同があるのです。

 専従を置くにはお金の問題があります。たくさんの人がいればバックアップもできます。

 また、印刷・出版と別々に2か所で使っていた費用も一つにまとめれば効率の良いものになり、他へ回せるでしょう。

さらに産別としての運動も大きく広がっていき、影響力も増していきます。私たちの発言や運動もそう簡単に無視はできなくなるでしょう。

 ほかにも色々とありますが、この辺で一度イメ−ジしてみてください。少しは明るい気分になりませんか?印刷との合同問題を個人加盟の組合と結びつけて考えてみるのも面白いでしょう。

 京都の印刷にはすでに個人加盟の組合があります。

(京都地協議長 牛田 年彦)

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(5) 編集後記

 今回は原稿がたくさん集まり、文英堂労組城本さんの「健保改悪」の記事を掲載できませんでした。また、始めたばかりの「復活!リレーエッセー」、地協活動日誌も休載しました。申し訳ありませんでした。
◆全印総連京都地連主催のボーリング大会(4/19)に、地協から牛田・三木・水野が参加し、18チーム中3位の成績を収め、賞状をいただきました!
 (micchi)

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