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出版労連 京都地協
「本と労働 京都あやふやニュース」 2002年度/3号 (2002年6月11日)
[このページの目次]
(1) 2002 春闘からの出発(京都地協事務局長 三木清樹)
(2) 2002年 春闘を終えて 京都書房労働組合(志村俊孝)
(3) 春闘回顧 中央図書労組(水野恒和)
(4) 極東書店の春闘(堀井)
(5) 春闘を終えて 出版ユニオン関西【金芳堂グループ】(野村誠)
(6) 文英堂労組の春闘総括(吉田明生)
(7) 【活動日誌】
(8) 【今後の日程】
(9) メーデー大行進 雑感(ナウカ京都 金本)(極東書店 小西)
(10) 印刷・出版争議支援宣伝活動に参加して(京都書房労働組合 長町俊隆)
(11) 平和行進予定
(1)2002 春闘からの出発
「今年も春闘が終わった」こう表現するとなにやらホッとしたような気分に感じてしまう.私の周りにもこの言葉を口にする人は多い.経営側との丁丁発止が収束したのだから当然と言えば当然だろう.しかし,春闘の終結は,始まりなのである.
私たちは要求を作り上げるのにさまざまな努力と工夫をする.アンケートを取ったり,議論を重ねたり.一人一人の思いを繋げたり,譲り合ったりしながら「要求書に団結する」.ここに使うエネルギーは相当なものである.ところが,一時回答が出てしまうとこの苦労がどこかへ飛んでしまうのである.それどころか,ここだけは譲らないと堅く決意したことまでうやむやにしてしまう場合が見受けられる.当該はわかりあっているようだが,よく聞いてみると不満を抑えているのが分かる.「要求に団結」とはかけ離れたものになっていないか.早い段階でのズレを修復しないのでは,経営への不満,仲間への不信が内在しある種の虚無感になってしまうのは明らかである.大幅賃上げ要求と低額妥結の繰り返しで労働者の無力感をもたらし,今日の労働側の弱体化を招いたことがいい例ではないか.
記憶の新しいうちに経緯を記録する努力を怠らないようにすることは大事である.また,自らを客観的に検証し,単組内だけでなく地協メンバーなどの批判にさらすことも必要である.
春闘は,年中行事ではない.私たちの日々に生き方が問われているのである.きちんとした総括を,より広い視点で行おうではないか.
(京都地協事務局長 三木清樹)
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(2)2002年 春闘を終えて
京都書房労働組合
今春闘は,3月1日(金)出版労連要求書提出日に説明団交を行い,第4次団交と第7次回答があり,3月29日(金)に終結しました.以下妥結の結果(金額面)と成果と問題点
です.
●賃上げについて
40歳以下は定昇の70%支給(6,188円)
41歳以上は定昇の15%支給(1,404円)
*組合平均≒2,361円で前年妥結比の▲1,678円
●一時金について
基本給×1.5ヶ月
*組合平均≒544,403円で前年夏妥結比の▲176,745円
●成果と問題点
今春闘は,企業状況(少子化・競争激化による受注売上減)が好転しないまま年々厳しさを増す中でも,41歳以下の若年層の賃上げ額が,金額的に不十分であったが,一定の水準を維持し勝ち得た点です.また一時金に関しては業績給の面でしか見ない経営が第4次回答ではじめて組合が当初に要求した通りの正対した回答を引き出せた点です(経営姿勢から見られる経営の限界).
問題は企業状況,職場状況の厳しさに対して,私たち働く者の要求がどうであったのか.
要求に対して十分に固執(団結)できる内容のものであったのかという検証です.
それには,執行委員会と組合大会で,今以上に時間をかけて議論をする必要があると思います.
単組としては,経営諮問委員会を時間内開催(年2回だけ)をして,何とかこの悪化した状況を打破したいと取り組んでいますし,地協・産別とも連携しながら頑張っていきたいと思います.(志村俊孝)
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(3)春闘回顧 中央図書労組
4月末に,また1人,東京支社で退職者がでた.この1年間で,東京・大阪あわせて4人が辞めたことになる.東京・大阪の非組合員に「労働条件の劣悪さ」を郵送で訴え始めたのが一昨年.他社よりはるかに劣る職場環境に嫌気がさして辞めていったのだろう.
ところで春闘だが,2年間続いた超低額査定が解消されたのを受けて「一発妥結」した.しかし,「完全週休2日制」の問題は,4月末の「経営側団交団vs.
社長」の「団交」に持ち越された.この「団交」で社長は「休みを増やして会社をつぶす気か!」と一喝.結局,土曜休日は1日しか増えなかった(要出勤土曜は年11日に).「一発妥結」の影響で,休日問題を粘り強く訴えることができず,非組合員も含めた切実な要求を社長に届けられなかったことを,私たちは大いに反省すべきだろう.
それにしても,土曜日を休みにして会社がつぶれるのなら,他社はとっくにつぶれているはず.
労働条件を改善せずに,どんどん人が辞めていくことの方が危機的なのだ,ということを,「傘寿」の社長に一刻も早く気づかせたい.(水野恒和)
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(4)極東書店の春闘
千円などいらぬ!しかれど千円にしがみつく!
極東書店の春闘は夏季一時金2ヶ月,定昇も何も無く,千円アップのみで決着.
こんなもん,いらんわ
(もっとちょうだい!)返したる(けれど返せへん)と意気込んではみるが55歳以上はそれもないと
聞くと・・・やっぱり頂戴となるこのあわれな現実.
いつになったらこの我ながら情けない・哀しい・つらい現状から抜け出せることができるのか,としっかりとかみしめた(かみしめさせられた)春闘でした. (堀井)
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(5)春闘を終えて 出版ユニオン関西【金芳堂グループ】
3月1日の要求書提出から4回目の団交で賃上げは昨年と同一額の回答で妥結した.
要求額は一律 5,000 円,妥結額は一律 3,000 円,他に格差是正として該当する組合員
4 名に 91,000 円〜1,200円を要求したが,妥結は昨年と同様3名に(8,000円・4,000円・2,000円)となった.
また一時金は経営者から 4 月末迄の売上を考慮して協議したいとの申入れがあり,5
月14 日の1回の団交で妥結した.
要求割数は(基本給+家族手当+役職手当)20割,妥結割数は18割と一次回答のまま妥結し,今年の春闘は終った.
「元気を回復する春闘」を合言葉に要求書を提出したが,春闘を終えた今,果たして当該で何人の組合員が元気になっただろう?
賃上げ・一時金と要求額よりも低調な回答,また格差是正も昨年と同様で妥結,元気になったのは経営者だけなのか?失業率が史上最悪・経済状況が悪いとは言え,わずかな昇給・一時金で満足していていいのだろうか? (野村誠)
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(6)文英堂労組の春闘総括
文英堂労組の2002年春闘を一口に言えば,益井欽一会長の労務政策,人事政策が行き詰まって,職場に不安と不信感を拡大させたということです.会長一人の頑迷な姿勢のために,団交が機能しなくなっていて,不誠実団交が常態化しているのは,明らかな労働基準法違反の事実を団交の中で解決できなかった点で,明白でした.会社は,結局,労働基準監督署に指摘されてからでないと,改善策を打ち出すことができませんでした.
私たち労働組合は,これまで,労働組合法違反による謝罪文掲示(ポストノーティス)を勝ち取ってきましたが,今春闘では,労働基準法違反を明白にさせました.このことは,
職場に対して果たすべき労働組合の責任をまっとうしたものであり,私たちのあげた大きな成果です.
しかし,さらに欲を言えば,本来ならば,労働組合法違反でも労働基準法違反でも,労使間の交渉,団交の中で自主的に解決できるのがいちばんです.今後,さらにこうした方向に向けて,頑張っていきます.
単組内では,査定問題が,なお大きな課題となっています.しかし,組合として継続して矛盾点を追及してきた結果,昨秋年闘以来,会社として査定基準の見直しを表明せざるを得なくなっています.
今春闘では,会社がそれを9月末をめどにしていることが明らかにされました.
地協との関連では,全印総連との共同の争議支援行動と,旧印刷出版労組除名問題の解決が重要な成果ととらえています.また,今春闘では,増進堂労組,京都書房労組,
中央図書労組,文英堂労組の書記長間で,初めて電子メールでの連絡がとれるようになりました.今後,いっそう情報の流れの範囲と頻度が広まることを期待したいと思います.
(吉田明生)
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(7)【活動日誌】
5/ 1(水):メーデー 行進後交流会
5/ 3(金):5.3憲法IN京都-円山公園音楽堂-13時〜
5/10(金)〜11(土):出版ネッツ関西フェスタ-エル大阪-
5/11(土):出版ユニオン関西執行委員会-大阪啓林-
5/ 14(火) :金芳堂G団交(夏季一時金)
5/ 18(土):関西地協春闘総括会議-大阪啓林-13:00〜
5/31(金):出版ユニオン関西執行委員会-大阪啓林-
5/25(土):「つくる会」教科書リベンジNo!京都府民集会
京大会館 14:00〜17:00[教科書問題の今]
6/3(月):京都MICデモ
6/8(土):関西中執会議 14:00〜17:00-大阪啓林-
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(8)【今後の日程】
6/15(土)出版情報メディアユニオン結成大会(本部)
6/21(金)〜22(土):平和大行進
6/22〜23(土):組織争対部会(13時〜逗子)
6/28(土):労連定期大会議案書説明会-大阪,啓林- 19:00
7/8(月):地協委員会-京都支部-18:30〜
7/12(金),13(土):出版労連定期大会
7/27(土):2003年度出版ユニオン関西定期大会-コープイン京都
8/30(金):京都地協定期総会
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(9)メーデー大行進 雑感
すごーい.人がいっぱーい.と驚きながらメーデー新人は参加しました.でも,そう言ったら同行のベテランから少なくなったとの指摘.へ〜そうなんだ・・・・と後の続かない若葉マーク者.
ちゃんと最初から最後まで歩いたし,プラカードも持ったし(私じゃないけれど)「今年はどうしたんだ?」の声も高いナウカ3人でした. なんたって今年はフレッシュマンも入ったことだしね.ってなことで張り切っちゃいました.二条城から市役所までって歩けるんだーと新たな発見もしたし,雨も降らず爽やかに歩けたし,ウダウダとおしゃべりしながらけっこう楽しかったです.あれっメーデーってそういうことじゃなかったっけ?
後の交流会も美味しかった・・・イヤイヤ,楽しかったです.
若葉マーク者を皆さんアタタカク受け入れていただいてありがとうございます.
これから楽しく生きていきたいと思います.メーデーを思い返せば頭に浮かぶのは,ゴマダンゴにハルマキにショーコーシュに・・・・そうじゃなくって,えーっとえーっと・・・・・色々ありました.
ってことで,ナウカのフレッシュマン西村を皆様よろしくお願い致します. (ナウカ京都 金本)
メーデー,お疲れ様でした.ナウカがメーデーに参加されたのは,久々ですよね.それもひとえに,----さんの人徳というべきか?「組合活動はもうひとつ・・・」という若者も尊敬する先輩がいれば,自然と抵抗なく組合に参加しようかな?という気にさせられる.上司と部下と関係であっても,組合の先輩と後輩としてのほほえましい一面を拝見して,初めて----さんのすばらしい人間的な魅力を発見! わたしにとっては,そんな新発見でありでいつもになく楽しいメーデーでした. (極東書店 小西)
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(10)◆印刷・出版争議支援宣伝活動に参加して◆
3月28日(木)印刷・出版争議支援宣伝行動に参加.今まで朝ビラの配布の経験はあるものの終日行動は初体験.当日は,少しばかり戸惑いを感じながら参加する.しかし,当該の人たちを乗せて車の運転をしたので多少の緊張はあったものの,主たる支援宣伝行動は中執や当該が行ったので予想よりも楽な一日でした.また,昨年に比べて訪問箇所も今年は少ないとのこと.加えて,訪問先が東映,KBS等もあり,映画「千年の恋」のロケーションの見学,俳優さんとの記念撮影が東映でできたこと.KBSでは綺麗なタレントさんに会えたことが終日行動より印象に残りました.来年,もし東映やKBSが訪問先に加えられているのならもう一度参加してもいいと考えています.
(京都書房労働組合 長町俊隆)
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(11)平和行進予定
6/21(金)9:00大津市役所→13:15山科中央公(京滋引継)→16:00京都市役所
6/22(土)10:00下鴨生協→12:00生協北本部→15:50 四条河原町→16:15円山公園
6/24(月)11:00向日市役所→12:00長岡京市役所→14:00 大山崎町
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