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   「2004年春闘にむけて職場アンケート(2/24〜)」集約報告(3/22〜)


[2004年春闘にむけて 職場アンケート] 55名の集約

 仕事や職場の様子はどうなっているでしょうか。生活面では,年金制度の改悪など,将来不安が高まっています。
 労働組合は,3月4日(木)に賃上げ,夏期一時金などの要求を提出する予定です。つきましては,今年も,広く従業員の声を集め,会社に伝えていきたいと考えています。お手数ですが,以下の「アンケート」にご協力をお願いします。 (2/24)
 アンケートへのご協力,ありがとうございました。(3/22)

[T] あなたは,今春闘でいくらぐらいの賃上げを希望しますか?

@5000円………… 5
A7〜8,000円……
13
B10,000円………
26
C15,000円………
3
D20,000円………
6
E30,000円………
0
F40,000円以上…
0
Gその他( ……
1

3/17の会社回答
一、賃上げ 全社の平均昇給額:\5,450(1.697%)(査定込み)
  (全社80人,平均年齢41.79歳)
一、夏期一時金 2.2か月(査定は未定のため含まれていない)
  全社平均:¥714,244
  昨年は2.3か月
 
 
[U] あなたは,今春闘でどれくらいの夏期一時金を希望しますか?

@2.0か月(20割)〜2.4か月(24割)… 5
A2.5か月(25割)〜2.9か月(29割)…
19
B3.0か月(30割)〜3.4か月(34割)…
28
C3.5か月(35割)〜3.9か月(39割)…
1
D4.0か月(40割)以上      …
1
Eその他 (           … 1

文英堂は下り坂! 
 このままでは,
 一時金,2か月割れも,すぐそこ
 
 
[V] 文英堂の最近の賃上げの推移,一時金の推移を見て,どう思いますか。
 会社に言いたいこと,あなたの思いなどがあれば,お書きください。

 
・景気が悪いので下がっているのはわかるのですが,もう少し具体的に下がっている理由を聞かせてほしいです。
・下がり続けている。
・まだ不況続きのため,妥当な線であると思う。しかし,これから日本の経済が上向きになり会社も業績回復すれば,賃上げ要求は筋が通る。
・いいかげん,底をうたんのか?
・少子化,不況の下,経営状態が苦しいだろうことは十分予想できるが,納得できない経営方針(数学教科書,辞書,自転車操業)では経営陣に不安を覚えるのみ。この数字「仕方」のない結果か「力」のない結果かわからない。
3.0か月分,せめて2.5か月分ほしい。
・いろいろなつけが給与面にきているようで,それ以外に会社としてどのような対策をとってきたのかあきらかにしてほしいと思います。
・こんな世の中なので,下がってくるのは仕方ないと思いますが,これ以上下がるとつらいです。
・上げようという考えが会社にはあるのか?
・従業員の意欲を高めるために,何を「しない」とよいか,よく考えてほしいものです。
・低下の一途なのに経営責任が明らかにされていない。
・英和辞典の不振は,どう総括しているのか。古語辞典は大丈夫なのか。
・系統的な人事政策を行い,人を育てる観点をもたないと,まもなく大きなツケをはらわされることになるよ。(もう払ってるようにも思われるが)
・内部留保が相当ある筈,下げる理由が薄弱。
・継続して言っているが経営の責任というものを明確化して,他の原因でごまかさない。景気や経費や他の理由ばかり!会社のカジ取りがどうだったか分析すべき。
・あきらめの心境です。でも若い人達の為にも会社はすべての面で改革をする必要が有ると思います。
・生活費として3ヶ月は出してほしい。賃金が低いことに会社は肝に銘ずべき。
2.5ヶ月以上何とかして欲しい
・下がる一方でどうしようもなし
・これからが心配です。
・不況なので仕方がないが,このまま下がり続けると不安を感じる。
・来年返品のピークが来ますよ!
・会社の経営も苦しいのでしょう。
・年々下がっていてさらに査定有りではきびしい査定反対。
 
[W] 職場に関する下記の諸要求について,あなたは,どう思いますか。
 集約数は,[○,△,×,?] の順です。「・」以下は,記入された意見です。

 
[1][健康と文化的な生活のための,労働時間や休暇に関する要求]
 
[24,15, 0,10] 一.法令上の上限になっている現行三六協定の協定時間を,今年度は必ず遵守すること。
[40,13, 3, 2] 一.家に仕事を持ち帰るサービス残業を根絶すること。
 
・結局は家に持ち帰るのだから同じこと。表面上だけ,というのも変な話。
・でもたぶん無理
・今年度三六協定の協定書の回覧が有りましたか?

[23,18, 3, 4] 一.繁忙期に常態となっている土曜や祝日の出勤は原則として行わないこととし,出勤日数も削減すること。
 
・これも無理。「希望」はするけど現実問題,不可能

[42, 5, 0, 1] 一.以上の各項目の実現のために,(1)現状の人員のままなら,業務量を減らすこと。(2)業務量を維持するならば,人員を増やすこと。(3)産休や育休の従業員の代替要員を確保すること。(4)会社の休日に出勤した場合には,@休日出勤手当を支給するか,A1日の通常の就業時間に相当する時間には,代休及び代休手当を支給するか,のどちらかにすること。どちらにするかは,本人の希望にまかせること。

[32,10, 0, 4] 一.週残業の制度(休日に仕事をしたような場合,週四〇時間を越えた分にしか時間外手当をつけない制度)を廃止し,週三五時間五〇分を超える時間外労働にはすべて時間外手当をつけること。
 
[38, 2, 0, 3] 一.有給休暇の取得促進を図ること。そのために,
[29,11, 0, 7]  (1)有給休暇の届出は,法律上,日時の指定通告です。したがって,現在の届出用紙の「願」「下記の理由により休暇をお願いいたします」の文字及び理由欄,備考欄を削除すること。
[27,13, 1, 6]  (2)半日制(午前,午後)を行うこと。
 
・「〜願」という書式は,文言だけの問題ではなく休暇に対する意識の問題として一考を要する。
・一番問題なのは,休暇の届けに「理由」が必須であることだ。「理由」がなければ,また認められない「理由」であるならば,休暇を許可されないこともあったと聞く。また,「休養」という理由が認められないのは不可解としか言いようがない。休暇の「理由」など書きたい人がかけばいいだけの話である。
 ただ,休暇は権利,退職は自由だとは言え,仕事を抱え,他の人に確実に過重の負担がかかるような状態で,平然と届け一本提出では通らないのが現実の生活というものだ。「(相当な理由がないのに/この繁忙期に)休んでは困る」「引継ぎ・残務処理もしないで辞めては困る」と言われるのは無理はない。その辺の兼ね合いはお互いの人間性と働く人間の常識や誠意で考えていかなければならないと思う。
 あり得ないことだが,もし,そのような非常識がまかり通ってしまうとしたら,それは,ただ単に,一定の時間を拘束されていれば,給料が転がり込んでくるようなシステムに安住して,能力を発揮するとか成果を目指してがんばるとかは視野になく,職場の人間関係と無関係な世界を築き上げて平然としている人間が増殖している世界に他ならない。
 会社がそんな自体を懸念して,休暇に対する牽制から,「願」という態度や,「理由」を強制する意識を保持して改めないとしたら,非常に悲しいことである。会社がもう少し社員を信用することと,社員自身も自浄能力を持たなければいけないと思う。
 
[32,15, 2, 1] 一.現在,一七時一〇分に延長されている終業時間を,一七時に戻すこと。
 
[2][法律で定められたルールを遵守するための要求]
 
[36, 6, 0, 6] 一.健康増進法の新ガイドラインに基づき,適切な受動喫煙防止対策をとること。

[35, 7, 0, 7] 一.社内で使用しているパソコンのソフトウェアの著作権を守り,適法なライセンスの購入と,原本の管理体制をとること。
 
       一.現在,非公開になっている以下の労働条件は,公表し,職場に周知すること。
[34, 5, 0, 2] (1)自己啓発手当の内容。
[25,13, 0, 4] (2)一時金受給資格のない人への一時金「寸志」の支給基準。
[29,11, 0, 4] (3)新入社員への家賃補助の内容。
 
[X] あなたが有給休暇の届を出したとき,管理職は,どんなことを言いますか。
 下記の中から,これまでの体験で該当するものを,いくつでも○で囲んでください。
 
  @…13…「どこへいくの」「何の用事なの」など,理由を聞かれる。
  A… 7…「私用でなくて家事都合にしてくれないか」など,理由欄の内容について指導される。
    ・以前は有った。
  B… 5…「予定は大丈夫か」「次の入稿はいつだったかな」など,仕事の進行のことを聞かれる。
  C… 1…「忙しいの困る」「また休みか」など,休暇取得を抑制する意図が明らかなことを言う。
  D…21… 黙って受け取るだけ。
   ・最近はだまって受け取る。
  E… 4 …その他の言い方など
・「はい,わかりました」とすんなり受け取ってくれる。不快な思いはした事がない。
・私用か休養の為と書いておけば特に何も言わない。
・「私用」に対して「休養」でも良いから何か書いてくれないか?
・「了解」の旨伝えられる。
・以前,夫婦一緒に休むなと言われたことがある。
・提出は“私事,”家事都合“のどちらかで書いて,口答で伝言している。  
 
[Y] その他,要求とか意見など
 
・パソコンが少しずつ増えているのはいい事だと思うが,安定している機能のものであれば,もっと良い。
・私事に干渉しすぎる管理職がいて困ります。
・私は営業職なので,編集,出版部の残業については関心なし。勝手に身体をこわせば良い。
・残業手当も生活費の一部では?
・フレックスタイムの導入を検討していただけるとありがたいです。
・昼食のお弁当ですが,会社の補助を足すと,そこそこの金額になるのかなと思います。特に現在のお弁当がいけないということは思いませんし,否定をするつもりもないのですが,現在の昼食産業の競争を考えるとさらに欲張ったものも食べられるということはないでしょうか?言うべきことなのか良くわかりませんが,京都本社のあたたかくて味噌汁もついた昼食と比べると支社はまだちょっとおよばないと思います。特に若い人達の「お弁当離れ」を会社の上の方々は気にされているようですので,引き戻すというか,もっと多くの人が下でたべるようになるといいと思うので,一案にと思ったのですが・・


【文英堂は下り坂】
…どうして下り坂がつづくのか?
…いつまでつづくのか?
    
賃上げ   夏一時金 冬一時金
1990 14,238 4.4%     →家手とは家族手当のこと 3.0か月+家手3.0 3.4か月
91 13,445 4.1   3.0か月 3.3か月+1000円
92 12,171 3.7   3.0か月 3.2か月
93 10,639 3.2 →二次回答が出たのはここまで 3.0か月+1000円 3.0か月
94 9,697 2.9   2.8か月 2.8か月
95 9,246 2.7   2.7か月 2.7か月
96 8,986 2.6   2.7か月 2.6か月
97 8,368 2.4   2.6か月 2.6か月
98 7,897 2.3   2.6か月 2.5か月
99 6,898 2.0 ↓この年からベアなし 2.5か月 2.5か月
2000 6,546 1.9 ↓この年から体系変更 2.4か月 2.4か月
01 5,440 1.6   2.4か月 2.4か月
02 5,294 1.5   2.4か月 2.4か月
03 5,188 1.5   2.3か月 2.3か月
04 5,450 1.7   2.2か月  
          ↑プラス査定者が多いか,高齢者の退職で(若年層の方が賃上げが高いので)  
           平均が少しだけアップしたか?                      
            同一賃金体系で,ベアなしの低賃金化基本線は,2000年以来,共通している。  
 
今年の年初の社内報で,社長は,「資金的にも,人的にも,文英堂はどのような変化にも対応できる十分な余力を持っております」と書いています。しかし,どう見ても,現状は,変化に対応した経営が進められているとは思えません。「充分な余力」は,どこに行ったのか。これだけの労働条件の低下に対して,会社の経営陣は,どう責任をとっているのか。そして,今どう手を打っているのか。これからどんな手を打とうとしているのか。
 
長期ワンマン体制のもとでの閉塞状況に加えて,経営陣の責任を棚に上げて「痛みを知れ」と言わんばかりの一時金カットは,職場の元気をますます無くしていくことになります。これから,頑張っていこうという気持を踏みつけるような回答では,下り坂はまだまだ続いていくのではないでしょうか。
 
最近,会社が団交で示す査定の分布によると,マイナス査定がかなり減少して,プラス査定が以前よりかなり増えています。プラス査定者が増えたと言うことは,仕事上で評価された人が増えたという意味であり,マイナス査定が減ったと言うことは,皆,それなりに頑張っているという評価を会社が下したはずです。つまり,従業員は頑張っているのに,トータルの労働条件が低下の一方というのは,とうてい,納得できません。
 
単組要求に対する回答でも,会社の「考えです」とか「方針です」というばかりで,実態に即して改善していくという方向性がまるでありません。「サービス残業はありません」「三六協定守ります」「著作権法守ります」というだけでは,回答ではありません。方針を実現するには,どうしたらよいか,経営として真面目に考えるべきです。
 
会社の今回の回答に対して,組合は,争議行為として腕章着用と本社での組合旗(幟)掲出を行っています。
 
【アンケート集約,会社の回答などは,下記ホームページでも見ることができます。】
【 Working Network from Bun-Eido( http://www.pp.iij4u.or.jp/~meisei/ ) 】
 
2004年3月22日(月)
出版労連・教材共闘・文英堂労働組合


第一回団体交渉は,3月25日です。


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