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        2003年秋年末闘争の団交のあらまし

(1)11月28日第一回団交のあらまし

 会社側団交団の書記の件で,会社に申入書を出したり,朝ビラでの宣伝を行ってきましたが,会社の対応は変わりませんでした。一時金支給の日程がありますので,「書記の問題は来春闘までに再検討をするように」と会社に申し入れましたところ,会社が「検討します」と答えてきましたので,28日には,会社の主張するメンバーでの団交を開きました。問題点を保留にした形です。この問題は,今後とも,追及していく課題ととらえています。

 団交の内容は,不誠実な対応に終始する,従来のままでした。当事者能力を疑わせる発言もありました。この日は,前進した再回答はありませんでした。17時40分から始めて,全般的な問題で会社を追及して,久しぶりに20時20分までの長時間の団交でした。

 次回団交は,組合は委員長の出張業務との関係で,12月5日(金)と主張しましたが,それでは,10日支給に間に合わないと言うのが,会社の主張でした。全社的な同時支給のために,組合としては結局,会社の主張する1日(月)団交に応じることにしました。

 次回の団交には,一時金,育児時短,週残業制度の廃止(単組要求)の3点について,再回答を持ってくるように,預けました。

 週残業の現行制度では,土曜に出社し仕事をすればするほど,労働条件が低下していく数字をあげて,不合理で,不道徳な制度として追及しました。しかし,会社は,土曜は振替の出社日があるからとしか,答えませんでした。土曜は,あくまで社休日ですから,振り替えにすればそれで済むというような問題ではないはずです。

 この日から,査定の通告が始まっていて,1日には,一時金の個人別金額が確定するとの通告を受けました。


(2)12月1日第二回団交のあらまし

 12月1日,第二回団交が開かれました。一時金,育児時短,週残業の制度の廃止(単組要求)の3点について,再回答を求めましたが,会社は,何も答えませんでした。

 一時金については,英和辞典がよくなかったことをあげて,営業利益が赤字になったとのことでした。しかし,それがどの程度のものか,数字はいっさい公表されず,とうてい納得できるものではありませんでした。英和辞典の問題は,かねてより問題点があったところであり,今さらという感じです。組合としては,経営の責任がどこにあるのか,追及しましたが,会社は,管理職と役員の一時金を二段階に分けてカットしたとの答えのみでした。結局,売り上げが104%だったのに,何故,利益が出なかったのか,理解できませんでした。しきりに,厳しいと言っていましたが,責任を従業員に押し付けているとしか,受け取ることができませんでした。来期には,営業利益が上がるような方針などが,職場では何も示されていません。そして,漫然と従来通りの仕事のやり方を続けているだけですから。「こりゃむりだ」と思わざるを得ません。

 一時金査定では,組合員のマイナス査定はゼロでした。プラスもゼロでした。ですが,今回初めて,会社は査定の全社の分布を公表しませんでした。理由を聞いたところ,会社側団交団長は「言う気がないから」と答えました。文英堂における査定の不透明さは,ますます深まったと言えます。

 組合としては,一時金の10日支給をふまえ,終結を通告しました。このところ,ほぼ10年,会社の一発回答が続いています。目立った労働条件の前進もありません。2.3か月は,周りに比べて,極端に悪い回答ではありませんが,文英堂経営が,昨年実績の2.4か月を出せないとは,とうてい考えれられないだけに,団交での不誠実な対応は,不愉快で腹立たしい限りです。ただ,第二回団交では取締役が団交の中心となり,その役割を果たしたことは,初めてのことでした。

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