トップ>Every-One @ Working Network>労働災害問題で,会社に申入書を提出
●本年4月より,編集部の組合員が,パソコンを使う過重な業務により,腱鞘炎(けんしょうえん)になりました。
当人は,発病後すぐに病院に行き,その後週3回くらい,マッサージなどの治療に通いました。
その結果,幸いなことに5月24日をもって,完治しました。
医師も「早く治療をはじめたのがよかった」と言っています。
この点は,申入書提出のときに会社に伝えてあります。
●今回の場合,労働災害として正式に認定を申請するかどうかは,検討中です。
治療が長引く,後遺症が残る,死亡するといった事態では,労働組合としては当然,労働災害と扱っていきます。
●今,私たちの職場では,パソコンを使う仕事,部署がふえています。
今後,VDT労働などにともなって腱鞘炎などが起こらないように,職場の労働者に注意を喚起していく,
会社や管理職にも注意させていく,といったことが,今,もっとも重要と考えています。
【以下,申入書】
本年四月、編集部の矢木弌子が、業務に起因する腱鞘炎を発症しました。二月から三月にかけて、とくに写真のトリミングの仕事が集中し、マッキントッシュ上で頻繁にマウスを使う仕事に従事し、その後もパソコンを使う仕事が集中したことが、原因としか考えられません。この間のおもな仕事は、次の通りです。
・「理解しやすい化学T」写真トリミング。約七〇点。
・「基礎英単語一七〇〇」データベース作成。教科書五冊の索引入力。
・「これでわかる生物T」写真トリミング。約七〇点。
・「サマリー数学」正誤表作成。二冊分。
・「これでわかる化学T」写真トリミング。約一三五点。
・「理解しやすい古文」データ入力と修正。ファイル数六八。ただし、担当したのは約三分の二。
・「理解しやすい現代文」データチェックと修正。ファイル数七三。
・「SEED EG 解答FD」作成。三冊、データ整理。
そのころ、パソコンのスペースがひじょうに狭く、作業がしづらかったため、目と腕に大きな負担がかかったこともあります。
以上の点を、編集部長に訴えたところ、すぐに作業環境の改善がすすみ、ディスプレイがブラウン管から液晶に交換され、キーボードやマウスの位置が自由になり、腕の位置をかえたり出来る作業スペースができ、一定の改善が図られました。
しかし、当人の痛みがひどく、リハビリなどのため四月から五月まで、一〇回以上、治療で通院を余儀なくされました。
つきましては、左記の二点につき、会社として検討されるように申し入れます。内容的には、すでに、五月一二日、一四日と、会社に口頭にて申し入れているところですが、改めて真剣に検討していただきたく、文書にて、申し入れるものです。六月九日までに、文書にて回答をお願いいたします。
一.昨年四月五日付けの厚生労働省の新通達(基発〇四〇五〇〇一号)にしたがって、パソコンなどを使うVDT労働の作業環境を整備し、腱鞘炎などの労働災害が発生しないように、該当する各職場で徹底していただくこと。
一.矢木弌子の件について、その腱鞘炎が業務に起因することは会社がいちばんよく知っているはずですから、わざわざ労働災害の申請をしなくても、治療のための通院時間の保障をしていただくこと。
いろいろな問題を、会社と労働組合で、自主的に解決していくことは、大切なことではないでしょうか。第三者の判断をあおがないと、話が進まないと言うのではなく、職場内で解決していくようにしたいものです。労働災害の認定がなくても、通院の時間保障をすることは、会社の権限として可能のはずです。
以 上
二〇〇三年 六月 二日
株式会社文英堂
取締役社長 益井英博 殿
出版労連 教材共闘会議
文英堂労働組合
執行委員長 新谷 隆
(一部,略)
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